オムレツが破れるのはなぜ?きれいに包む焼き方
オムレツが破れる主な原因は、卵を焼きすぎて固くなったこと、まだ液状のうちに折ろうとしたこと、フライパンに卵がくっついたことです。卵の底に薄く火が通り、表面が半熟状になったところで火から外し、耐熱性のへらでそっと包むと形を整えやすくなります。
フライパンが大きすぎると卵が薄く広がり、折りたたみにくくなることもあります。初めは卵2個を直径18~20cmほどの小さなフライパンで、1人分ずつ焼くのがおすすめです。
オムレツが破れる3つの原因
焼きすぎて卵の表面が固くなっている
卵を長く焼くと、薄く固まった表面が折り曲げにくくなります。無理に端を持ち上げると、曲げたところから割れやすくなります。キユーピーの基本レシピでは、フライパンに接した面が薄く固まり、上面が半熟状になったところで火から外して形を整えます。
固まる前に動かしてしまう
まだ卵液がさらさらのままでは、へらを入れても形が保てません。卵の外側を内側へ混ぜながら火を通し、まとまってきたところで折りたたみます。完全に固まるまで待つのではなく、卵が動かなくなり始める状態を目安にしましょう。
フライパンにくっついて無理にはがしている
卵が底にくっついていると、へらで持ち上げたときに皮が破れます。キユーピーは、表面加工が効いているくっつきにくいフライパンと、油・バターを使う方法を紹介しています。焦げつきやすいフライパンでは無理にはがさず、調理器具の状態を見直しましょう。
包みやすい材料と道具(1人分)
ここではキユーピーの「オムレツの基本レシピ」を1人分にした配合を使います。
- 卵(Lサイズ):2個
- 牛乳:小さじ2(10mL)
- 塩:少々
- 白こしょう:少々
- サラダ油:小さじ1
- バター:小さじ1
道具は直径18~20cmほどの小さなフライパン、ボウル、泡立て器、耐熱性のゴムべら、盛りつけ用の皿です。卵2個に対して大きなフライパンを使うと薄く広がりすぎるので、フライパンのサイズも大切です。
破れにくいオムレツの焼き方
1. 卵白と卵黄を均一に混ぜる
ボウルに卵2個を割り入れ、泡立て器の先をボウルの底につけたまま、白身を切るように混ぜます。牛乳小さじ2、塩、白こしょうを加えて混ぜます。
キユーピーは、卵白と卵黄を均一に混ぜると、焼き上がりの表面がなめらかになると説明しています。泡をたくさん作る必要はありません。よりきめを細かくしたい場合は、卵液をざるでこす方法もあります。
2. 油を温め、バターが溶けたら卵液を入れる
フライパンにサラダ油小さじ1を入れ、弱めの中火で温めます。油が温まったらバター小さじ1を加え、溶けたらすぐに卵液を一度に流し入れます。
キユーピーのレシピでは、卵液を少し落としたときに「ジュッ」と音がするのが温度の目安です。バターが茶色く焦げるまで加熱せず、溶けたら焼き始めましょう。
3. 外側の卵を内側へ混ぜ、薄い皮をつくる
フライパンを前後に軽く動かしながら、耐熱性のへらで外側の固まりかけた卵を内側へ寄せます。新しい卵液が底に触れるように、手早く混ぜて全体に火を通します。
底に薄い皮ができ、表面がやわらかい半熟状になったら、フライパンを火から外します。完全に固くなってから巻こうとするのが、破れやすくなる原因です。
4. 火から外して、端から折りたたむ
フライパンを少し傾け、卵を向こう側に寄せます。へらで手前の端をそっと持ち上げて内側へ折り、次に向こう側の端も内側へ寄せます。フライパンのふちを使うと、木の葉のような細長い形に整えやすくなります。
NHKエデュケーショナルの「春色オムレツ」でも、卵が半熟状になったら火を止め、手前と向こう側からそれぞれ3分の1ほど折りたたむ方法を紹介しています。最初から一気に裏返す必要はありません。
卵の端がくっついている場合は、へらをゆっくり滑り込ませてから折りましょう。強く引っ張らないことが大切です。
5. 合わせ目を下にして皿へ移す
包み終わったら、必要に応じて合わせ目を短く加熱し、卵が開かないようにします。皿をフライパンの近くへ置き、フライパンを傾けてオムレツをそっと移しましょう。
キユーピーのレシピでは、合わせ目を下にして一瞬焼いてから盛りつける方法を紹介しています。無理に高く持ち上げたり、勢いよく皿へ落としたりしないようにしてください。
具入りオムレツが破れるときは?
具を入れるオムレツでは、具が多すぎたり、汁気が多かったりすると包みにくくなります。具は別に火を通し、余分な汁気を減らしてから使いましょう。
味の素の「和風オムレツ」では、野菜とひき肉を炒め煮にし、汁気がほとんどなくなるまで加熱してから、半熟状に焼いた卵で包みます。具は中央へ少量ずつのせ、卵の端をかぶせるようにすると形を保ちやすくなります。
初めは具のないオムレツで折りたたみ方を練習し、慣れたら具を入れる方法もおすすめです。
途中で破れてしまったときの直し方
折りたたむ途中で少し割れても、無理に何度も動かさず、そのまま皿へ移してみてください。キユーピーとNHKエデュケーショナルは、温かいうちにキッチンペーパーをかぶせ、上から軽く押さえて形を整える方法を紹介しています。
熱いうちはやけどに注意し、手で直接卵やフライパンに触れないようにします。大きく破れて中身が出た場合でも、形を無理に戻そうとせず、皿に盛りつけて食べられます。
半熟のオムレツを作るときの注意
上の作り方は、できたてを食べる半熟仕上げを含みます。卵の加熱が足りないと食中毒の原因になることがあるため、農林水産省は、乳幼児や高齢者には加熱不足の卵料理を出さないよう勧めています。
お弁当に入れる場合も、卵が半熟のままにならないよう、中心まで十分に火を通してください。卵を割ったらすぐに調理し、生卵を触ったあとは手を洗いましょう。
まとめ
オムレツを破らずきれいに包むには、小さめのフライパンを使い、卵液を均一に混ぜ、表面が半熟状になったら火から外してゆっくり折りたたむことが大切です。少し形が崩れても、温かいうちにキッチンペーパーで整えられます。