洗濯表示のマークはどう見る?家庭で洗える服の見分け方

洗濯・衣類
admin

服を家庭で洗えるか知りたいときは、まず洗濯表示の洗濯おけの形をした記号を確認します。洗濯おけに数字や線があるものは、表示された条件を守れば家庭で洗濯できます。手の記号があるものは手洗いができ、洗濯おけに×があるものは家庭では洗濯できません。

洗濯表示には、洗い方だけでなく漂白、乾燥、アイロン、クリーニングの方法も並んでいます。形ごとの役割を覚えると、たくさんの記号を一つずつ暗記しなくても読みやすくなります。

家庭で洗えるかは「洗濯おけ」の記号を見る

現在の洗濯表示では、洗濯おけの形が家庭での洗濯方法を表します。

  • 洗濯おけに数字がある:表示された温度以下で洗濯機による洗濯ができる
  • 洗濯おけの下に線が1本ある:弱い洗濯処理が必要
  • 洗濯おけの下に線が2本ある:非常に弱い洗濯処理が必要
  • 洗濯おけに手が入った表示:手洗いができる
  • 洗濯おけに×がある:家庭での洗濯はできない

つまり、「家で洗えるか」だけを知りたい場合は、最初に洗濯おけの表示を見るのが近道です。

洗濯おけの数字は洗う温度の「上限」

洗濯おけの中にある30、40、50などの数字は、洗濯に使う液温の上限を表します。

たとえば「40」とあれば、40℃を限度として洗えるという意味です。必ず40℃のお湯で洗うという意味ではありません。40℃を超えない水温で洗います。

現在の表示では30℃、40℃、50℃、60℃、70℃、95℃などがあり、衣類に合った上限温度が示されます。

洗濯おけの下の線は「やさしく洗う」の目印

洗濯おけの下に付く横線は、洗濯処理の強さを表します。

  • 線なし:通常の洗濯処理
  • 線1本:弱い洗濯処理
  • 線2本:非常に弱い洗濯処理

線が多いほど、衣類へかかる力を弱くする必要があります。洗濯機で洗う場合は、表示に合うコースを洗濯機の取扱説明書で確認してください。コース名はメーカーや機種によって異なります。

手の記号なら家庭で「手洗い」できる

洗濯おけの中に手が描かれている表示は、家庭で手洗いできることを表します。現在の表示には、40℃を限度とする手洗いと、30℃を限度とする手洗いがあります。

この記号は「家庭洗濯禁止」ではありません。ただし、表示が示しているのは手洗いです。洗濯機で洗ってよいかどうかは、洗濯機の機能や衣類の取扱い案内も確認する必要があります。

洗濯表示は5つの基本記号で見る

洗濯表示は、大きく5つの基本記号で構成されています。

  • 洗濯おけ:家庭での洗濯方法
  • 三角形:漂白剤を使えるか
  • 正方形:乾燥方法
  • アイロンの形:アイロン仕上げの方法
  • 円:クリーニング店で行う商業クリーニングの方法

表示は基本的に、洗濯、漂白、乾燥、アイロン、商業クリーニングの順に並びます。まず形を見て「何についての指示か」を判断し、その中の数字、線、点、×などを読みます。

三角形は漂白剤を使えるかを表す

三角形は漂白処理の表示です。

  • 三角形だけ:塩素系・酸素系のどちらの漂白剤も使える
  • 三角形に斜線が2本:酸素系漂白剤は使えるが、塩素系漂白剤は使えない
  • 三角形に×:漂白剤は使えない

家庭で洗える服でも、漂白剤まで使えるとは限りません。シミや黄ばみを漂白するときは、洗濯おけだけでなく三角形も確認します。

正方形は乾かし方を表す

正方形は乾燥方法の記号です。正方形の中に円があるものはタンブル乾燥、つまり衣類を回転させながら温風で乾燥する方法を表します。

正方形の中に縦線や横線があるものは自然乾燥の方法です。縦線はつり干し、横線は平干しを表します。斜め線が組み合わされている場合は日陰干しです。

洗濯機で洗える服でも、タンブル乾燥に×が付いていれば乾燥機は使えません。洗ったあとまで表示を確認することが大切です。

アイロンの点は使える温度の目安

アイロンの形は、家庭でのアイロン仕上げを表します。記号の中の点が多いほど、より高い温度まで使えます。

現在の表示では、点3個は底面温度210℃まで、点2個は160℃まで、点1個は120℃までです。また、低温でもスチームを使わない表示や、アイロンそのものが使えない×印の表示もあります。

円の記号はクリーニング店での処理を表す

円の記号は、ドライクリーニングやウエットクリーニングなど、専門業者が行う商業クリーニングの方法を表します。

円の記号があるだけで、家庭では洗えないという意味ではありません。家庭で洗えるかどうかは、あくまで洗濯おけの記号で判断します。洗濯おけに×がある場合は家庭洗濯ができません。

記号の近くにある文章も確認する

洗濯表示では、記号だけでは表しきれない注意事項が文章で付け加えられることがあります。

消費者庁は、付記用語の例として「洗濯ネット使用」「裏返しにして洗う」「弱く絞る」「あて布使用」「飾り部分アイロン禁止」などを挙げています。

記号だけ確認して終わらず、その近くに注意書きがあれば一緒に守りましょう。

家庭で洗えるか迷ったときの確認手順

  1. 洗濯おけの記号を探す
  2. ×なら家庭では洗わない
  3. 手の記号なら表示された温度以下で手洗いする
  4. 数字のある洗濯おけなら、数字の上限温度と下線の本数を確認する
  5. 三角形で漂白、正方形で乾燥、アイロンの形で仕上げ方法を確認する
  6. 記号の近くに「洗濯ネット使用」などの注意書きがないか確認する

衣類を傷めないためには、「洗えるか」だけでなく、どの強さ・温度で洗い、どう乾かすかまで確認してから洗濯を始めるのがポイントです。

2024年8月20日以降の表示を基準に確認する

この記事では、2024年8月20日以降の現行の洗濯表示を基準に説明しています。それ以前に表示された衣類では、現在とは一部異なる記号が使われている場合があります。

古い衣類で表示の意味が分からないときは、衣類に表示された時期に対応する消費者庁の洗濯表示一覧で確認できます。

まとめ

家庭で洗える服かどうかは、まず洗濯おけの記号で見分けます。数字や下線があるものは条件を守って洗濯機で洗え、手の記号は手洗いができ、×は家庭洗濯ができません。

そのうえで、三角形の漂白、正方形の乾燥、アイロン、円形の商業クリーニング表示を順に確認すると、衣類に合ったお手入れ方法が分かります。

参考資料