漂白剤と柔軟剤は一緒に使える?入れる順番と注意点

洗濯・衣類
admin

漂白剤と柔軟剤は、衣類・漂白剤・洗濯機の表示が合っていれば、同じ1回の洗濯で使える場合があります。ただし、漂白剤と柔軟剤の原液を同じ容器や同じ投入口で混ぜるのではありません。

基本は、漂白剤を「洗い」の工程で使い、柔軟剤を「最後のすすぎ」で使うことです。全自動洗濯機なら、洗濯を始める前にそれぞれ指定された投入口へ入れておけば、適したタイミングで投入されます。

酸素系漂白剤と柔軟剤は同じ洗濯で使える

衣料用の酸素系漂白剤は、洗濯用洗剤と一緒に洗いの工程で使い、その後の仕上げに柔軟剤を使える製品があります。

花王も、機能性インナーの洗い方として、洗剤と一緒に酸素系漂白剤を使い、仕上げに柔軟仕上げ剤を使う方法を案内しています。

ただし、漂白剤が使える衣類かどうかは先に確認します。消費者庁の洗濯表示では、三角形が漂白処理を表し、三角形に×がある衣類には漂白剤を使えません。斜線が2本入った三角形は、酸素系漂白剤は使えますが、塩素系漂白剤は使えない表示です。

入れる順番より「入れる場所」と「使われる工程」が大切

全自動洗濯機では、漂白剤と柔軟剤を入れる順番そのものより、それぞれを正しい投入口へ入れることが大切です。

  • 漂白剤:洗いの工程で使う。洗剤・漂白剤投入口など、洗濯機が指定する場所へ入れる
  • 柔軟剤:最後のすすぎで使う。柔軟剤専用の投入口へ入れる

Panasonicは、全自動洗濯機では柔軟剤を洗濯開始前に柔軟剤用投入口へ入れておくと、最後のすすぎの給水時に自動で投入されると説明しています。

洗濯機によって投入口の形や使える漂白剤が違うため、漂白剤のボトルだけでなく洗濯機の取扱説明書も確認してください。

自動投入でも柔軟剤タンクに漂白剤を入れない

自動投入機能がある洗濯機では、タンクを間違えないことが重要です。

花王は、液体の酸素系漂白剤について、酸素系漂白剤用の自動投入タンクがある場合はそこへ入れ、ない場合は洗濯のたびに手動投入部へ入れるよう案内しています。液体洗剤用や柔軟剤用の自動投入タンクには入れません。

「空いているタンクだから」と別の製品を入れず、洗濯機が対応している剤だけを指定された場所へ入れましょう。

二槽式や手洗いでは、漂白・すすぎのあとに柔軟剤を使う

二槽式洗濯機や手洗いでは、柔軟剤を最後のすすぎで使います。

漂白剤を洗濯に加える場合は、その製品の表示に従って洗いまたはつけ置きで使い、その後に十分すすぎます。すすぎ水がきれいになってから、最後のすすぎの水へ柔軟剤を入れます。

つまり、手動で行う場合は次の順番が分かりやすいです。

  1. 洗剤と、使用できる漂白剤で洗う、または表示どおりに漂白する
  2. 漂白剤や洗剤が残らないようにすすぐ
  3. 最後のすすぎで柔軟剤を使う
  4. 脱水して干す

塩素系漂白剤は酸素系と同じ感覚で使わない

塩素系漂白剤は漂白力が強く、使える衣類が限られます。また、洗濯機によっては塩素系漂白剤を洗濯機内で使用できない場合があります。

たとえば日立の一部機種では、酸素系漂白剤は手動投入口から使用できますが、塩素系漂白剤は洗濯機では使わず、白物に限って洗濯前につけ置きする方法が案内されています。

さらに花王は、塩素系漂白剤を酵素入り洗剤や酸素系漂白剤入り洗剤と一緒に使うと、酵素の働きや漂白効果が弱まることがあるため、先に塩素系漂白剤で漂白し、一度すすいでから洗濯する方法を案内しています。

塩素系を使う場合は、「漂白剤→すすぎ→通常の洗濯→最後のすすぎで柔軟剤」という流れにしたほうがよい製品や組み合わせがあります。手元の製品表示と洗濯機の説明書を優先してください。

漂白剤と柔軟剤の原液を直接混ぜない

同じ洗濯で使える場合でも、漂白剤と柔軟剤を同じ容器に入れて混ぜたり、柔軟剤投入口へ漂白剤を足したりしません。

特に塩素系漂白剤には「まぜるな危険」の表示があります。塩素系漂白剤が酸性タイプの製品などと混ざると、有害な塩素ガスが発生する危険があります。

漂白剤も柔軟剤も、別々に計量し、それぞれ製品と洗濯機が指定する方法で使いましょう。

迷ったときの確認手順

  1. 衣類の洗濯表示で漂白剤が使えるか確認する
  2. 漂白剤の種類が酸素系か塩素系か確認する
  3. 漂白剤と柔軟剤それぞれの使用量を製品表示で確認する
  4. 洗濯機の取扱説明書で、それぞれの投入口と使用できる漂白剤を確認する
  5. 全自動なら指定の投入口へ分けて入れ、手洗い・二槽式なら柔軟剤を最後のすすぎで使う

まとめ

漂白剤と柔軟剤は、条件が合えば同じ1回の洗濯で使えます。ただし、原液同士を混ぜるのではなく、漂白剤は洗いの工程、柔軟剤は最後のすすぎで使うのが基本です。

酸素系漂白剤は普段の洗濯で併用しやすい一方、塩素系漂白剤は衣類や洗濯機、洗剤との組み合わせに制限があります。製品表示と洗濯機の取扱説明書を確認し、それぞれ指定された投入口とタイミングを守りましょう。

参考資料