ニットはどう干す?伸びにくい平干しの方法

洗濯・衣類
admin

洗ったニットは、洗濯表示を確認し、平干しが指定されているものは形を整えて水平に広げて乾かすのが基本です。ウールのセーターなどは、濡れた状態でハンガーに掛けると水分の重みで伸びや型崩れにつながることがあります。干し方は素材名だけで決めず、洗濯表示を優先しましょう。

平干しネットがあれば使いやすく、ない場合は大きめのピンチハンガーの上などを利用できる場合があります。ウールのニットでは、白や淡い色の毛羽の出にくいタオルの上に広げる方法も紹介されています。

最初に洗濯表示の干し方を確認する

ニットを干す前に、衣類についている自然乾燥の洗濯表示を確認します。消費者庁の表示では、正方形の中に横線がある記号が平干しを表します。斜め線が加わると日陰での平干しです。

平干しが指定されている衣類は、ハンガーに掛けるのではなく、表示どおり水平に置いて乾かします。ニットという名前だけで干し方を決めず、その衣類の表示を優先してください。

平干しは衣類の重さを分散できる

Woolmarkは、ウールのセーターなどのニットについて、ハンガーや物干しで乾かすと、衣類に含まれた水分の重みで丈が伸び、形が崩れることがあると説明しています。

平干しは、衣類の重さを肩など一部分だけに集中させず、広い面で支えられる干し方です。ライオンも、セーターの干し方として平干しネットを紹介し、重さを分散することで伸び・ヨレ・型崩れを防ぐと案内しています。一方、平干しネットがない場合はハンガーで日陰干しする方法も示しているため、すべてのニットでハンガー干しが不可というわけではありません。

平干しネットを使う手順

  1. 脱水後のニットを取り出し、平らな場所で広げる
  2. 袖口、裾、肩、身頃を手でやさしく整える
  3. 平干しネットの上にニット全体を水平に広げる
  4. 袖や身頃がねじれたり重なりすぎたりしないよう形を整える
  5. 洗濯表示に日陰指定がある場合は、直射日光を避けて乾かす

花王は、ウールやカシミヤのセーターについて、脱水後に軽くたたいて形を整え、伸びを防ぐため平干しするよう案内しています。ライオンも、平干しでは重さを分散しながら風の通り道をつくることをポイントにしています。

平干しネットがないときは大きめのピンチハンガーを使える

専用の平干しネットがなくても、花王は大きめのピンチハンガーの上などを利用する方法を紹介しています。

この場合も、ニットを肩から吊るすのではなく、ピンチハンガーの上面へ水平に広げます。衣類全体をできるだけ平らに支え、袖や身頃が大きく垂れ下がらないように置きます。

ライオンも、伸びや型崩れしやすい衣類では、角ハンガーを平干し台の代わりに活用できる場合があると案内しています。

ウールのニットはタオルの上で平干しする方法もある

Woolmarkは、ウール製品を平干しするとき、白または淡い色で毛羽の出にくいタオルの上に置き、手で元の形や大きさへやさしく整える方法を案内しています。

専用のメッシュ式平干し台も紹介されており、空気が通りやすいため乾燥を進めやすい方法です。ウール以外の素材では、衣類の洗濯表示やメーカーのお手入れ方法を確認してから干し方を選びましょう。

日陰指定のニットは直射日光を避ける

洗濯表示に日陰の平干しが指定されている場合は、直射日光が当たらない場所で乾かします。花王はウールやカシミヤのセーターについて、黄ばみや色あせを防ぐため陰干しするよう案内しています。

Woolmarkも、ウールを乾かすときは直射日光や直接の熱を避けるよう案内しています。暖房器具の上など、強い熱が一部分へ集中する場所で乾かすのは避けます。

ハンガー干しや乾燥機は表示を確認してから

平干し表示のニットは、乾かしやすさだけを理由にハンガーへ掛けず、表示どおり平らに干します。つり干しできる衣類は、メーカーの案内や洗濯表示に従って干しましょう。

タンブル乾燥についても、使えるかどうかは衣類の表示で確認します。Woolmarkは、ウール製品でもタンブル乾燥できる表示があるものは対応する設定で乾燥できるとしていますが、表示がない衣類に自己判断で使う方法はすすめていません。

まとめ

ニットを伸びにくく干すには、まず洗濯表示を確認し、平干し指定なら形を整えて水平に広げます。平干しネットが使いやすく、ない場合は大きめのピンチハンガーの上などを利用できる場合があります。

平干し指定のニットは、衣類全体の重さを分散して乾かすことが型崩れを防ぐポイントです。つり干しできるものは、その衣類の洗濯表示やメーカーの案内に従いましょう。

参考資料