洗濯機のふたは開けておくべき?カビを防ぐ使い方

洗濯・衣類
admin

洗濯機のふたやドアは、「いつでも開けっぱなしにする」のが正解とは限りません。縦型洗濯機では、洗濯後にふたを開けて槽内を自然乾燥させるよう案内しているメーカーがあります。一方、ドラム式では、子どもの閉じ込めや接触事故を防ぐため、使用していないときはドアを閉めるよう案内している機種があります。カビ対策は、自宅の洗濯機の種類と取扱説明書に合わせて行いましょう。

縦型は洗濯後にふたを開けて乾かす方法がある

日立では、タテ型洗濯機は洗濯運転が終わったあと、ふたを開けて自然乾燥させることで「槽乾燥」の代わりにできると案内しています。

洗濯後の槽内には水分が残ります。ふたを開けて湿気を逃がすことは、槽内を乾燥させる方法のひとつです。シャープも、槽洗浄後は槽内の水分を拭き取り、ふたを開けたままにして湿気を逃がすよう案内しています。

湿度が高いときは槽乾燥を使う方法もある

ふたを開けていても、梅雨時や換気しにくい場所では洗濯槽が乾きにくいことがあります。日立では、タテ型洗濯機について、湿度が高く乾きにくいときや自然乾燥ができない場合は、洗濯運転終了後に毎回「槽乾燥」を行うことをすすめています。

槽乾燥コースの有無や運転時間は機種によって違います。ふたを開けるだけで十分と決めず、取扱説明書に槽乾燥の案内がある場合は活用しましょう。

ドラム式は「開けっぱなし」にしないよう案内するメーカーもある

ドラム式洗濯機は、縦型と同じ考え方でドアを開けっぱなしにしないほうがよい場合があります。

パナソニックでは、ドラム式洗濯機を使用していないときはドアを閉めるよう案内しています。ドアを開けたままにすると、ぶつかってけがをするほか、子どもがドラム内に入り込んで閉じ込められる危険があるためです。

カビや湿気が気になる場合は、ドアを開放しておく代わりに、自動槽乾燥や槽クリーンなど、機種に備わったお手入れ機能を使います。

ドラム式は槽乾燥で湿気を減らす

日立では、ドラム式洗濯機は洗濯運転終了後に毎回「槽乾燥」を行うことをすすめています。槽乾燥はドラム内を温風で乾燥させ、カビの発生を防止するためのお手入れです。

パナソニックにも、洗濯後に自動で槽を乾燥させる機能を搭載したドラム式があります。同社では、槽乾燥は洗濯後の槽内の湿気を取り、カビが生えにくい環境にする機能と説明しています。

ドラム式は「ドアを開けて乾かす」と決めつけず、自宅の機種に槽乾燥・自動槽乾燥・槽クリーンなどがあるか確認しましょう。

子どもやペットがいる家では安全を優先する

縦型洗濯機のふたを開けて自然乾燥させる場合も、安全への注意が必要です。日立は、ふたを開けて自然乾燥させるとき、小さな子どもやペットが洗濯槽へ入り込まないよう注意するよう案内しています。

ドラム式では、パナソニックが使用後もドアを閉め、チャイルドロックを設定することをすすめています。日立のドラム式にも、運転終了後や電源を切った状態でもドアを開けられないようにするチャイルドロックを備えた機種があります。

洗濯機の置き場所へ子どもやペットが自由に入れる環境では、カビ対策よりも閉じ込め事故を防ぐことを優先してください。

運転中はふたやドアを開けない

ふたを開けて乾かすのは、洗濯運転が終了したあとの話です。運転中は安全装置でふたやドアがロックされる機種があります。

シャープは槽洗浄中にふたを開けないよう注意しています。パナソニックも、けがを防止するため運転中はふたやドアがロックされると案内しています。無理に開けず、必要な場合は取扱説明書どおりに一時停止してロックが解除されるのを待ちます。

洗濯後は衣類を取り出してから乾燥させる

槽乾燥や自動お手入れ機能は、衣類を取り出してから行うよう案内されています。パナソニックのドラム式でも、洗濯終了後に衣類を取り出してドアを閉め、その後に自動お手入れを始める手順です。

その日の洗濯が終わったら衣類を取り出し、縦型なら取扱説明書に従って自然乾燥や槽乾燥を行い、ドラム式なら自動お手入れ機能や槽乾燥を使いましょう。

ふたを開けるだけで槽洗浄の代わりにはならない

洗濯槽を乾燥させることはカビ予防のひとつですが、洗剤カスや汚れを落とす「槽洗浄」とは役割が違います。

日立では、槽乾燥とは別に、機種や自動おそうじ機能の使用状況に応じて定期的な槽洗浄をすすめています。パナソニックも、ドラム式で湿気対策の自動お手入れ機能を案内しつつ、定期的な槽洗浄を紹介しています。

ふたやドアの扱いだけでカビ対策を終わらせず、取扱説明書にある槽洗浄の頻度も確認しましょう。

迷ったら洗濯機の種類ごとに考える

  • 縦型:取扱説明書で認められていれば、洗濯後にふたを開けて自然乾燥させる
  • 縦型で乾きにくいとき:槽乾燥機能があれば利用する
  • ドラム式:開けっぱなしを前提にせず、メーカー指定の槽乾燥・自動お手入れ機能を使う
  • 子ども・ペットがいる:開放状態にする前に安全を確認し、必要ならチャイルドロックを使う

まとめ

縦型洗濯機では、洗濯後にふたを開けて自然乾燥させることがカビ予防の方法になる機種があります。一方、ドラム式では、安全のため使用していないときはドアを閉め、槽乾燥などを使うよう案内するメーカーもあります。「ふたは必ず開けておく」と一律に考えず、自宅の機種の取扱説明書に従い、安全と乾燥の両方を意識しましょう。

参考資料