レースカーテンの黒ずみを落とすには?
レースカーテンの黒ずみは、まず表面のホコリを落とし、洗濯表示を確認してから洗うのが基本です。特に上部のギャザーや裾はホコリがたまりやすいため、黒ずみが目立つ部分には洗剤を先につけて前処理します。それでも落ちにくい場合は、漂白できる表示であれば酸素系漂白剤のつけ置きを試せます。
黒ずみの主な原因はホコリなどの汚れ
サンゲツでは、カーテンの汚れの多くは空気中のホコリによるものと案内しています。レースカーテンは窓際にあるため、細かなホコリが生地の織り目やヒダに入り込みやすく、長く洗わないと全体がくすんだように見えることがあります。
ライオンも、カーテンの上部のギャザーや裾はホコリなどで黒ずみやすい部分としています。タバコのヤニやキッチンの煙なども、時間がたつほど落ちにくくなるため、汚れが濃くなる前に洗うことが大切です。
最初に洗濯表示と生地の状態を確認する
レースカーテンを水洗いできるかは、縫い付けられた洗濯表示で確認します。消費者庁の表示では、洗濯おけの記号が家庭での洗濯を表し、洗濯おけに×が付いているものは家庭で洗えません。
漂白剤を使いたい場合は、三角形の漂白表示も確認します。三角形だけなら塩素系・酸素系漂白剤を使用でき、三角形に斜線が2本ある表示なら酸素系漂白剤だけ使用できます。三角形に×が付いているものは漂白できません。
洗える表示でも、生地が弱っていたり、ほつれや破れがある場合は洗濯で傷みが広がることがあります。フックを外すときに、生地の状態も一緒に確認しましょう。
洗う前にホコリをしっかり落とす
カーテンレールから外したら、フックをすべて取り外し、屋外などで表面のホコリを軽く払います。ホコリを多く残したまま水に入れると、洗濯液の中に汚れが広がります。
特に、上部のギャザー、裾、窓側の面をよく確認します。黒ずみが集中している場所があれば、その部分が洗剤に触れやすいように準備します。
黒ずみが目立つ部分は洗剤で前処理する
黒ずみが強い部分には、洗濯前に部分洗い剤や、使用できる衣料用洗剤の原液をなじませます。ライオンでは、カーテンのギャザーや裾の目立つ汚れに、部分洗い剤やおしゃれ着用洗剤の原液を塗り、キャップの底などで軽くたたいてなじませる方法を案内しています。
強くこすり続けるとレースの生地を傷めることがあるため、こするよりも洗剤をやさしくなじませるようにします。
落ちにくい黒ずみは酸素系漂白剤でつけ置きする
通常の洗濯だけでは落ちにくい黒ずみには、レースカーテンの洗濯表示で漂白が認められていれば、酸素系漂白剤を使う方法があります。
花王では、家庭で洗えるレースカーテンについて、「ワイドハイター PRO 粉末」を40℃のぬるま湯に溶かし、30分つけ置きする方法を案内しています。これは同製品を使う場合の方法なので、ほかの漂白剤を使うときは、その製品に表示された量・水温・つけ置き時間に従ってください。
洗濯表示で漂白できないカーテンや、家庭洗濯禁止のカーテンには行いません。
屏風だたみにして洗濯ネットへ入れる
レースカーテンは、くしゃくしゃに丸めず、縦と横に折り重ねるように屏風だたみにします。黒ずみやすい上部と裾が外側にくるようにたたむと、汚れた部分に洗濯液が触れやすくなります。
たたんだカーテンは洗濯ネットへ入れます。ただし、洗濯機によってネットや洗濯キャップの使い方が指定されていることがあるため、洗濯機の取扱説明書も確認します。
洗濯表示に合った方法で洗う
洗濯機で洗える表示なら、カーテンの表示と洗濯機の取扱説明書に合ったコースを選びます。弱い洗濯が必要な表示では、洗濯機側で対応する「おしゃれ着」などのコースを使います。手洗い表示の場合は、表示どおり手洗いします。
汚れがひどく、洗っている途中の水がかなり黒くなる場合は、ライオンと花王はいずれも洗濯液を新しくして2度洗いする方法を案内しています。
脱水は短くして、レールで乾かす
長時間の脱水はシワや型崩れにつながります。花王ではレースカーテンを15秒ほど軽く脱水し、ライオンでは30秒ほどの短時間脱水を案内しています。使用する洗濯機で設定できる範囲で、短時間にとどめましょう。
脱水後はすぐに取り出し、縫い目やヒダを手で整えます。薄手のレースカーテンは、元のカーテンレールに掛けて自然乾燥させると、自重でシワが伸びやすくなります。
洗っている間に窓ガラス、網戸、カーテンレールのホコリも落としておくと、きれいになったカーテンへ汚れが戻るのを防ぎやすくなります。
黒ずみをためにくくするには
サンゲツでは、レースカーテンの洗濯を年2回程度の目安として案内しています。普段からヒダや裾のホコリをハタキや掃除機のブラシ付きアタッチメントでやさしく取り除くと、汚れの蓄積を減らせます。
黒ずみが濃くなってから一度に落とそうとするより、日常的にホコリを落とし、定期的に洗うほうがお手入れしやすくなります。
まとめ
レースカーテンの黒ずみは、ホコリを払ってから、目立つ部分を洗剤で前処理して洗うのが基本です。落ちにくい場合は、漂白できる表示を確認して酸素系漂白剤のつけ置きを試します。洗濯表示と洗濯機の説明書を守り、短時間脱水とレール干しで仕上げましょう。