枕カバーの黄ばみを落とすには?皮脂汚れの洗い方
枕カバーの黄ばみは、洗濯で落としきれなかった汗や皮脂が残り、時間がたつうちに酸化して目立ってくることがあります。まず洗濯表示を確認し、黄ばんだ部分に液体洗剤をつけて前処理してから洗います。それでも落ちにくい場合は、使える表示であることを確かめたうえで酸素系漂白剤のつけ置きを試します。
枕カバーが黄ばむ主な原因は汗と皮脂
枕カバーは、顔や頭、首が長時間触れるため、汗や皮脂が付きやすい寝具です。花王は、洗濯で落としきれなかった汗や皮脂が時間の経過とともに酸化すると、黄色く変色することがあると説明しています。
使った直後は目立たなくても、汚れが少しずつ残ると黄ばみが濃くなることがあります。特に顔や首が当たる部分だけ黄色くなっている場合は、その部分を先に処理してから全体を洗うと効率的です。
最初に洗濯表示と漂白表示を確認する
黄ばみを落とす前に、枕カバーの洗濯表示を確認します。消費者庁の表示では、洗濯おけの記号が家庭での洗濯、三角形の記号が漂白処理を表します。
三角形だけの表示は塩素系・酸素系漂白剤を使用でき、三角形に斜線が2本ある表示は酸素系漂白剤だけ使用できます。三角形に×が付いている場合は漂白できません。
枕カバーがシルクやウールなどの場合は、使える漂白剤が限られます。漂白表示だけでなく、素材表示と漂白剤の注意書きも確認してください。
軽い黄ばみは液体洗剤で前処理する
黄ばみが部分的でまだ薄い場合は、洗濯前に黄ばんだ部分へ液体の衣料用洗剤をつけます。花王も、汗や皮脂汚れが気になる寝具には、濃縮タイプの液体洗剤を汚れた部分へつけてから洗う方法を案内しています。
色柄物は、目立たない場所に洗剤をつけ、5分後に白い布を当てて色移りしないか確認しておくと安心です。
洗剤をつけたまま長時間放置せず、そのまま洗濯表示に合った方法で洗います。洗濯機で洗える枕カバーなら、表示に合ったコースと水温を選びましょう。
落ちにくい黄ばみは酸素系漂白剤でつけ置きする
通常の洗濯で黄ばみが残る場合は、酸素系漂白剤を使える枕カバーなら、つけ置きで落としやすくできます。花王は、落としきれなかった汗や皮脂による黄ばみに、酸素系漂白剤のつけ置きを案内しています。
つけ置きの量や時間は、使用する漂白剤の表示に従います。ライオンの液体酸素系漂白剤「ブライトSTRONG」では、洗濯用洗剤と一緒に30分〜2時間つけ置きし、その後すすぐか洗濯する方法を案内しています。
温水を使える枕カバーでは、水よりも温かい洗濯液のほうが漂白効果が出やすい場合があります。ただし、洗濯表示に書かれた上限温度を超えないようにします。綿や麻でも表示が40℃なら40℃以下、30℃なら30℃以下です。
つけ置きの基本的な手順
- 枕カバーの洗濯表示と漂白表示を確認する
- 黄ばみが強い部分には液体洗剤を先に塗る
- 使用する酸素系漂白剤を、製品表示どおりの量で水またはぬるま湯に溶かす。洗剤との併用が指定されている場合は洗剤も加える
- 黄ばんだ部分が液面から出ないように浸す
- 製品表示の時間内でつけ置きする
- その後、水ですすぐか、洗濯表示に合った方法で洗濯する
漂白剤や洗剤を多く入れたり、表示より長くつけ置きしたりしても、汚れ落ちが比例して良くなるわけではありません。生地を傷める原因になるため、規定量と時間を守ります。
粉末と液体の酸素系漂白剤は使える素材が違う
酸素系漂白剤には粉末と液体があり、製品によって使える素材や使い方が異なります。花王の「ワイドハイター」シリーズでは、粉末タイプは弱アルカリ性で、ウールや絹、「中性洗剤使用」の表示がある衣類には使えません。一方、液体タイプは、水洗いできるウールや絹にも使えると案内されています。
枕カバーが綿やポリエステルなら選択肢は広くなりますが、シルクなどのデリケート素材は特に、枕カバーの表示と漂白剤の表示の両方を確認してください。
塩素系漂白剤は色柄物に使わない
塩素系漂白剤は漂白力が強く、色柄物では染料まで脱色することがあります。色柄の枕カバーには使いません。
白無地の枕カバーでも、塩素系漂白剤を使えるのは、枕カバーの漂白表示と漂白剤側の使用条件の両方を満たす場合だけです。黄ばみだからといって、表示を確認せず強い漂白剤を使うのは避けましょう。
黄ばみをためにくくするには
黄ばみは、皮脂汚れが残った状態で時間がたつほど目立ちやすくなります。枕カバーを定期的に洗い、顔や首が当たる部分の汚れが濃くなる前に落とすことが予防につながります。
普段の洗濯でも、汗や皮脂汚れが気になる場合は、洗濯表示で使用できることを確認したうえで、洗剤と酸素系漂白剤を一緒に使う方法があります。
まとめ
枕カバーの黄ばみは、残った汗や皮脂が時間とともに酸化して目立つことがあります。まず液体洗剤で前処理し、落ちにくい場合は洗濯表示を確認して酸素系漂白剤でつけ置きします。漂白剤の種類、量、つけ置き時間、水温は枕カバーと製品の表示を守り、生地を傷めない範囲で行いましょう。