お祝いをもらったらいつお返しする?内祝いの基本
お祝いをもらったら、まずは受け取ったことと感謝を早めに伝えましょう。そのうえで、お返しの品物を贈る場合は、結婚式や出産などの節目から1か月前後を目安にすることが多くあります。ただし、どんなお祝いにもお返しが必要なわけではありません。入学・卒業・就職祝いなどは、基本的に品物でのお返しをしなくてもよいとされています。
お祝いの種類によって「いつ返すか」「そもそも返すか」が違うため、順番に整理していきましょう。
お祝いのお返しはいつ?種類別の目安
百貨店や贈答専門店の案内をもとに、代表的なお祝いとお返しの時期をまとめました。
| もらったお祝い | お返しの目安 |
|---|---|
| 結婚祝い | 結婚式の後、または入籍後1か月以内 |
| 出産祝い | 生後30~40日ごろ(約1か月後) |
| 入園・入学祝い | 本来はお返し不要。贈るなら入園・入学式後1か月以内 |
| 卒業・就職・成人祝い | 原則として品物のお返しは不要。本人からお礼を伝える |
| 新築・引っ越し祝い | 新居へ入居後1か月程度。お披露目会をお返しとする方法もある |
この表は法律上の期限ではなく、一般的な贈答の目安です。お祝いをいただいた時期や家庭・地域の習慣に合わせて調整しましょう。
お返しの品物を用意する前に、まずお礼を伝える
内祝いを選んでいる間も、贈り主はお祝いが無事に届いたか気にしていることがあります。直接手渡しでもらったならその場で、配送で届いたなら当日か翌日を目安に、電話やメッセージなどでお礼を伝えると丁寧です。
例えば「お祝いが届きました。温かいお心遣いをありがとうございます。落ち着きましたら、改めてご挨拶させてください」と伝えられます。内祝いを後から贈る場合も、最初のお礼まで待たせる必要はありません。
リンベルの内祝い案内でも、先に電話やお礼状で感謝を伝え、その後に品物を用意する方法が紹介されています。お返しは届いたその日に急いで渡すより、相手への感謝が伝わる形で準備するとよいでしょう。
結婚祝いのお返しは、挙式後・入籍後1か月以内
結婚式を挙げる場合は、式が終わってから1か月以内に結婚内祝いを贈るのが一般的です。式の数か月前にお祝いをいただいた場合も、まず早めにお礼を伝え、式後に結婚報告を兼ねてお返しする方法があります。
式を挙げず、入籍だけをする場合は、入籍後1か月以内が一つの目安です。入籍後にお祝いをいただいた場合は、受け取ってからおよそ1か月以内に贈るとよいでしょう。三越伊勢丹は、こうした時期の考え方を紹介しています。
なお、披露宴に出席して引出物を受け取った方には、通常は別の結婚内祝いを贈る必要はありません。式に出席していない方など、内祝いを贈る相手を整理してから準備しましょう。
出産祝いのお返しは、生後1か月ごろ
出産内祝いは、赤ちゃんが生まれてから30~40日ごろを目安に贈ります。お宮参りの前後に、赤ちゃんの誕生を知らせる気持ちも込めて用意するのが一般的です。
三越伊勢丹も、生後30~40日ごろを目安とし、それより後に出産祝いをいただいた場合は、その都度できるだけ早く内祝いを贈るよう案内しています。
産後は体調の回復や育児を優先し、家族で分担して無理のない範囲で準備しましょう。贈るまで時間がかかる場合も、お祝いが届いたことへのお礼を先に伝えておくと安心です。
入学・卒業・就職・成人祝いは、お返しが必要?
入園・入学祝いは、子どもの成長を祝う親族間の贈り物であることが多く、本来、品物でのお返しは必須ではありません。三越伊勢丹や高島屋も、基本的には返礼不要という考え方を紹介しています。
ただし、親族の習慣などで入学内祝いを贈る場合は、入園式や入学式が終わった後、1か月以内を目安に手配するとよいでしょう。大丸松坂屋もこの時期を紹介しています。本人が字を書けるなら、お礼の手紙や入学後の様子を伝えるメッセージを添える方法があります。
卒業祝い・就職祝い・成人祝いも、基本的にはお返し不要とされます。品物を返さない場合でも、本人から電話や手紙でお礼を伝えることが大切です。就職祝いをくれた方へ本人から改めて何か贈りたい場合は、初任給をもらった後に感謝の品を用意する考え方もあります。
新築・引っ越し祝いのお返しは、落ち着いてから
新築祝いや引っ越し祝いのお返しは、新居に入ってから1か月程度を目安に考えられます。引っ越しの片付けや手続きで忙しい場合も、まずお祝いへのお礼を伝え、その後に品物を手配しましょう。
新築祝いでは、新居のお披露目会に招き、食事などでもてなすことがお返しになるという考え方もあります。お披露目に招けない方には、内祝いの品物を贈る方法があります。シャディは、入居後1か月以内を一つの目安として紹介しています。
お祝いをいただいた直後に無理に品物を用意するより、招待の予定があるかどうかを先に決めておくと、同じ方へ何度もお返しすることを避けられます。
お返しの準備はどんな順番でする?
お祝いが重なると、誰に何をいただいたか分からなくなることがあります。次の順番で整理すると、内祝いを準備しやすくなります。
- 記録する:贈ってくれた人の名前、受け取った日、現金や品物の内容を控える。
- お礼を伝える:電話やメッセージなどで、受け取ったことと感謝を知らせる。
- お返しが必要か決める:お祝いの種類、相手との関係、親族の習慣を確認する。
- 贈る日を決める:挙式後、出産後、入学式後など、基準になる日から準備を進める。
- 品物を届ける:相手の住所や受け取りやすい日を確認し、必要に応じてお礼の一言を添える。
お返しに使う予算は、いただいたお祝いの内容や相手との関係によって変わります。時期と同じように、地域や家庭で決めていることがあれば確認しましょう。
お返しが遅れた場合はどうする?
目安の1か月を過ぎてしまっても、お返しが必要な相手には、気づいた時点で手配しましょう。遅れたことへのお詫びと感謝を短く添えれば十分です。
例えば「このたびは温かいお祝いをいただき、ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。心ばかりの品をお送りします」と伝えられます。遅れを埋め合わせるために、必要以上に高価な品物を贈ることはありません。
「お返しは不要」と言われたら?
祖父母や親などから「お返しはいらないよ」と言われた場合は、その気持ちを尊重し、品物を贈らない選択もできます。特に入学祝いなどは、お返しを前提としない贈り物です。
その場合も「本当にありがとう。大切に使わせてもらうね」などとお礼を伝え、後日、入学した様子や新生活の近況を知らせると喜んでもらえることがあります。品物を返すことと、感謝を伝えることは別と考えましょう。