電話を切るのはどちらが先?仕事と日常での基本マナー
電話を切る順番は、基本的には電話をかけた側が先とされています。ただし、仕事でお客様や取引先と話すときは、自分からかけた電話でも、相手が切るのを待つ配慮が勧められています。
友人や家族との電話では、順番にこだわりすぎる必要はありません。仕事でも日常でも大切なのは、お互いに話が終わったことを確かめ、挨拶してから切ることです。
電話はかけた側から先に切るのが基本
一般的な電話マナーでは、用件があって電話をかけた人が、会話を終える挨拶をして先に切るとされています。電話を受けた人は、相手が通話を終えたことを確認してから切ります。
例えば、自分から会社の同僚に電話をかけたなら、用件が済んだあとに「ありがとうございます。それでは失礼します」と伝え、相手も挨拶を返したことを確かめて通話を終えます。
ただし、これは守らなければならない決まりではなく、円滑に電話を終えるためのマナーの目安です。相手との関係や電話の内容によって対応を変えます。
仕事の電話は相手との関係も考える
お客様や取引先から電話がかかってきたとき
お客様や取引先からの電話を受けたときは、相手の用件を聞き終えたあとも、先に切らず、相手が通話を終えるのを待つのが基本です。
「承知いたしました。私、佐藤が承りました。本日はお電話ありがとうございました。失礼いたします」などと伝え、相手が切ったことを確認してから受話器を置きます。
自分からお客様や取引先へかけたとき
自分がかけた電話なので、原則に従えば自分から切ることになります。一方、ビジネスの電話応対では、相手がお客様や取引先なら、相手に先に切ってもらうのを待つ対応も勧められています。
「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。それでは失礼いたします」と挨拶をして、相手の返事を聞いてから少し待ちましょう。相手が先に切ったことを確認できれば、そのあとで通話を終えます。
社内の同僚や上司との電話では
社内の連絡では、かけた側が先に切るという基本を目安にできます。ただし、相手が何か伝えようとしている途中で切らないことが大切です。上司からの電話でも、用件と次にすることを確認し、双方の挨拶が済んでから終えましょう。
電話を切る前にしておきたい3つのこと
- 大事な内容を確認する。日時、金額、折り返す約束などがあれば、最後に復唱して食い違いを防ぎます。
- お礼と終わりの挨拶を伝える。仕事では「ありがとうございました。失礼いたします」、親しい相手なら「ありがとう。またね」など、関係に合った言葉を使います。
- 相手の返事を聞く。自分の挨拶を言い終えた瞬間に切らず、相手の「失礼します」「またね」などが終わるのを確認します。
とくに仕事の電話では、伝言や依頼した内容を確認してから終えることで、あとからの行き違いを防げます。
お互いに切るのを待っているときは?
自分は「相手が切ってから」と思い、相手も同じように待っていると、無言の時間が続くことがあります。こうしたときに、どちらかがずっと待ち続ける必要はありません。
会話が終わっていることを確かめ、少し待っても相手が切らなければ、もう一度「それでは失礼いたします」と伝えて、こちらから静かに電話を切りましょう。
友人や家族との電話はどちらが先?
友人や家族との電話でも、かけた側から切るのは分かりやすい目安です。ただ、仕事のように役職や取引関係を考える必要はありません。どちらかが通話を終えたいときは、それを相手に伝えてから切れば自然です。
例えば、「そろそろ出かけるから、今日はここまでにするね」「分かった。また電話しようね」と言葉を交わせば、どちらが先に終了ボタンを押しても、突然切られた印象を与えにくくなります。
目上の親戚やあまり親しくない相手には、「お話しできてよかったです。それでは失礼します」と、少し丁寧な挨拶をするとよいでしょう。
固定電話は受話器を静かに置く
固定電話で受話器を勢いよく置くと、相手の耳に大きな音が聞こえることがあります。自分から切るときは、先に指でフックを押して通話を終え、それから受話器を静かに戻す方法があります。
スマートフォンでも、相手の挨拶が終わったことを確かめてから通話終了ボタンを押します。「誰が先に切るか」だけでなく、最後のひと言まで丁寧に交わすことを心がけましょう。