手土産はいつ渡す?訪問先で迷わない渡し方とマナー
手土産は、玄関ですぐ渡すのではなく、部屋に通されて正式なあいさつを済ませてから渡すのが基本です。ただし、生ものや冷凍品など早く冷蔵庫へ入れたほうがよいもの、生花や鉢植えなど室内を汚すおそれがあるものは、ひと言添えて玄関で渡すほうが親切です。
基本は部屋に通され、あいさつをしたあとに渡す
シャディは、訪問先では玄関先のあいさつを簡単に済ませ、正式なあいさつは部屋に通されてから行い、そのあと品物を渡す方法を案内しています。三越伊勢丹の法人向けギフトマナーでも、受付や入口の立ち話の場では渡さず、応接室などであいさつや自己紹介を終えたあとが渡すタイミングとされています。
友人宅などでも、玄関で慌てて差し出すより、部屋に案内されて落ち着いてから「今日はお招きいただきありがとうございます」などとあいさつをし、その流れで手土産を渡すと自然です。
生ものや冷凍品、花は玄関で渡してよい
手土産の内容によっては、部屋まで持ち込まず玄関で渡すほうがよい場合があります。シャディは、生ものや冷凍品など早く冷蔵庫へ入れたほうがよいものは、ひと言添えて玄関で渡す方法を紹介しています。
生花や鉢植えのように、水や土で室内を汚すおそれがあるものも玄関で渡すほうがよいとされています。「冷蔵の品ですので、先に失礼します」などと理由をひと言伝えれば、通常のタイミングと違っても不自然ではありません。
紙袋や風呂敷から出して、正面を相手へ向ける
手土産は、持ち運びに使った紙袋や風呂敷から出して渡すのが基本です。シャディは、紙袋は持ち運びの際のほこりよけでもあるため、品物を取り出してから渡すよう案内しています。
品物の正面を相手側へ向け、両手で丁寧に差し出します。のし紙が付いている場合も、表書きが相手から読める向きにします。三越伊勢丹のギフトマナーでも、箱の正面を相手へ向けて両手で渡す方法が紹介されています。
持参した紙袋は基本的に持ち帰る
品物を出したあとの紙袋は、基本的には自分で持ち帰ります。品物を渡す前後にさっとたたんでおくと邪魔になりにくいでしょう。
ただし、外出先で会って相手がその後も品物を持ち歩く場合は、袋のまま渡すほうが便利なこともあります。シャディでは、そのような場合は「紙袋のまま失礼いたします」とひと言添え、袋の下に手を添えて渡す方法を紹介しています。
ひと言添えると気持ちが伝わりやすい
渡すときは、長い説明をする必要はありません。「心ばかりですが」「皆さまで召し上がってください」「お口に合えばうれしいのですが」など、選んだ気持ちが伝わるひと言を添えると自然です。
伊勢丹のギフト案内では、「つまらないものですが」と強くへりくだるより、相手を思って選んだことが伝わる前向きな言葉を添える方法も紹介されています。親しい相手なら、「評判のお菓子だったので、よかったら一緒にどうぞ」など、関係に合った言い方で十分です。
訪問時間にもひとつ気をつける
改まった訪問では、相手の都合を事前に確認しておきます。シャディは、約束より早く訪問すると先方の準備を妨げることがあるため、時間前に到着してもすぐ訪ねないよう案内しています。大きく遅れる場合は連絡を入れます。
手土産そのものよりも、相手が受け取りやすい状況をつくることが大切です。時間、品物の扱い、渡し方を相手に合わせると、形式だけにとらわれず気持ちよく受け取ってもらえます。
手土産を渡す流れ
- 訪問時間は事前に確認し、約束より早く押しかけない
- 玄関では簡単にあいさつし、通常の手土産は部屋まで持って入る
- 正式なあいさつを済ませたあと、紙袋や風呂敷から品物を出す
- 品物の正面を相手へ向け、両手で渡す
- 持参した紙袋は基本的に持ち帰る
- 生もの・冷凍品・生花などは、理由を添えて玄関で先に渡す
まとめ
手土産は、部屋に通されてあいさつを済ませてから渡すのが基本です。紙袋から出し、正面を相手へ向けて両手で渡します。ただし、冷蔵が必要なものや花などは玄関で先に渡して構いません。形式を守ることだけでなく、相手が受け取りやすいよう気を配ることが大切です。