お年玉は何歳まで渡す?やめる時期の考え方

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ソボチエ編集部

お年玉を何歳まで渡すかに、全国共通の決まりはありません。高校卒業を一区切りにする人が多い一方、大学や専門学校を卒業するまで、または就職するまで渡す家庭もあります。 18歳で成人になったからといって、必ずお年玉をやめるわけではありません。

迷ったら、年齢だけで決めるよりも「高校卒業まで」「学生の間」「就職するまで」のように、家族にとって分かりやすい節目を選ぶとよいでしょう。

お年玉をやめる時期は「高校卒業まで」が多い

紙製品メーカーのマルアイが行った「2026年お年玉に関する実態調査」では、お年玉をいつまであげるものだと思うかを質問しています。多かった回答は次のとおりです。

  • 高校卒業まで:34.6%
  • 短大・大学・専門学校生まで:18.2%
  • 社会人になるまで:15.9%

この調査は2025年11月25~26日に実施され、2026年のお正月にお年玉を渡す予定と答えた全国の20代以上の男女604人が対象です。数値は「いつまで渡すものだと思うか」という考え方の回答で、実際に渡し終えた年齢の集計ではありません。

東京電力エナジーパートナーの「くらひろ」が2025年10月に500人へ行った調査でも、「高校生まで」が54.8%で最も多く、「大学生まで」は35.0%でした。調査対象や選択肢が違うため割合は直接比較できませんが、高校卒業を節目にする考え方と、学生の間は続ける考え方の両方があることが分かります。

やめる時期を決める3つの考え方

高校卒業まで渡す

高校卒業を区切りにするなら、高校3年生の1月のお年玉を最後とし、卒業後の翌年の正月から渡さない方法があります。高校卒業後に進学する子にも就職する子にも、同じ基準を使えます。

例えば、2027年3月に高校を卒業する子なら、2027年1月に渡すお年玉が最後です。高校生までと決めておけば、毎年「今年は渡すのかな」と迷いにくくなります。

大学・短大・専門学校を卒業するまで渡す

進学している間はお年玉を続け、学校を卒業するときに終える方法もあります。たとえば大学4年生の1月を最後にし、卒業後の翌年からは渡さないと決める形です。短大や専門学校は修業年数が異なるため、最後に渡す年齢も変わります。

在学中にアルバイトで収入を得ていても、それだけを理由にやめず、「学校に通っている間は渡す」という基準にすることもできます。ただし、進学先によって続く年数が違うため、家族の間で考え方をそろえておきましょう。

就職するまで渡す

社会人になって働き始めることを区切りにする方法です。高校卒業後すぐに就職した子は高校3年生の正月まで、大学卒業後に就職する子は大学生活最後の正月まで、という決め方ができます。

この方法は、本人が働き始めたことを目安にするため、同じ年齢でも進路によって終了時期が変わります。親戚の子どもが複数いる場合は、その違いを理解したうえで決めることが大切です。

18歳で成人したら、お年玉はやめるべき?

民法上の成年年齢は、2022年4月1日に20歳から18歳へ引き下げられました。ただし、これは契約などで大人として扱われる年齢の決まりです。お年玉を18歳で終えなければならないという決まりではありません。

「成人になるまで」を基準にすると、同じ高校3年生でも誕生日によって18歳になる時期が違います。兄弟姉妹や親戚の子どもを同じ基準で考えたいなら、「高校卒業まで」のように学年の区切りを使うと分かりやすいでしょう。

昔から「20歳までは渡す」と決めている家庭なら、その習慣を続けても構いません。18歳の成人と、家族のお年玉の取り決めは分けて考えられます。

孫・甥・姪には何歳まで渡す?

孫や甥・姪にも、年齢の上限について特別な決まりはありません。自分の子どもには高校卒業まで、甥や姪には高校卒業まで、孫には就職するまでというように、相手との関係によって決める家庭もあります。

楽天カードの「みんなのマネ活」では、孫へのお年玉は高校卒業や就職を区切りにする例を紹介する一方、大学生や社会人になった孫に渡しても問題ないと説明しています。

ただし、兄弟姉妹の間で甥や姪に渡し合っている場合は、一方だけ長く渡し続けると相手が気を遣うこともあります。親同士で「高校卒業までにしよう」などと相談すると、負担の偏りを防ぎやすくなります。

兄弟姉妹や親戚の子どもで終了時期をそろえるには?

渡す相手が何人もいるときは、先に同じ立場の子どもへの基準を決めておくと安心です。例えば、次のように選べます。

  • 進学先に関係なく、全員「高校3年生の正月まで」にする。
  • 全員「学生の間まで」にし、卒業後の正月から渡さない。
  • 年齢で区切るなら「20歳になる年の正月まで」など、いつの正月を最後にするかまで決める。

学年で区切る方法と年齢で区切る方法を混ぜると、同い年でも扱いが違う場合があります。親族全員で一つの決まりにする必要はありませんが、毎年渡し合う間柄なら、お互いの考えを確認しておくとよいでしょう。

お年玉をやめるときは、どう伝える?

急にお年玉を渡さなくなるより、最後に渡す年か、その前に一言伝えておくと自然です。相手を責めたり、「もう子どもじゃないでしょ」と突き放したりする必要はありません。

高校卒業を区切りにするなら、最後のお年玉を渡す際に「高校を卒業したら、お年玉は今年で一区切りにするね。これからも応援しているよ」と伝えられます。進学や就職を区切りにする場合も、「学校を卒業するまで渡そうと思っているよ」と先に知らせておけば、翌年に戸惑いにくくなります。

甥や姪、孫に伝えるときは、本人に言う前に保護者と相談してもよいでしょう。渡すのをやめた後も、新年の挨拶や近況を聞く言葉で、これまでと変わらない気持ちを伝えられます。

参考資料