引っ越しの挨拶はいつ行く?時間帯とタイミング

マナー・付き合い
ソボチエ編集部

引っ越しの挨拶は、旧居では引っ越しの数日前から前日まで、新居ではできれば荷物の搬入前、難しければ当日か翌日に行くのが目安です。訪問する時間は、午前10〜11時半ごろ、午後2〜5時ごろが選びやすいでしょう。早朝・夜遅く・食事中を避け、休日はゆっくり過ごしている家庭への配慮も大切です。都合が合わず挨拶が遅れても、落ち着いてから一言伝えればかまいません。

旧居の挨拶は引っ越しの数日前から前日までに

今まで住んでいた家の近所へは、引っ越しの日が決まったら早めに挨拶します。アットホームは退去の前日まで、日本通運は1週間以上前、SUUMO引越しは1週間前から前日までを目安として案内しています。細かな日数は異なりますが、荷物を運び出す前に知らせることが共通しています。

引っ越し当日には、トラックの出入りや荷物を運ぶ音、集合住宅の階段・エレベーターの利用で、近隣の方に迷惑をかける可能性があります。日付や作業時間が分かっていれば、「〇月〇日に引っ越しますので、作業中はお騒がせするかもしれません」と伝えられます。

旧居で日頃お世話になった方には、作業の予告とともに、これまでのお礼を伝えましょう。退去当日は忙しくなりやすいので、前日までに済ませておくと安心です。

新居では搬入前が理想、無理なら当日・翌日でもよい

新居が近く、鍵を受け取った後に訪ねられるなら、引っ越し前日や当日の荷物搬入前に挨拶する方法があります。トラックが停まったり、家具の搬入で音が出たりすることを事前に伝えられるためです。

遠方への引っ越しで事前訪問が難しい場合は、引っ越し当日、作業が落ち着いてから挨拶してもかまいません。サカイ引越センターは新居での挨拶は当日中が一般的とし、東京電力の「くらひろ」は当日か翌日の明るい時間帯をすすめています。

荷物の搬入が夜まで続く場合は、当日に無理をして訪問せず、翌日などの昼間にしましょう。日本通運は、引っ越し当日までに挨拶できなくても、遅くとも1週間以内に明るい時間帯で訪ねる方法を案内しています。1週間は厳格な期限ではありませんが、できるだけ早く伝えるとよいでしょう。

引っ越し当日はいつ挨拶に行けばよい?

当日に訪問する場合は、引っ越し作業の開始前か、作業員が帰ってからの落ち着いた時間を選びます。作業の途中で何軒も回ろうとすると、荷物の受け入れや安全確認ができなくなるため、無理に挨拶を優先する必要はありません。

搬入前に挨拶するなら、「本日引っ越してきます。荷物の運び入れでお騒がせするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」と短く伝えます。搬入後なら、すでに作業があったことへのお詫びを添えましょう。

予定より作業が延びて夕方以降になったときは、訪問を翌日に回す方法があります。夜になってから無理にインターホンを押さないことが大切です。

訪問しやすい時間帯は午前10〜11時半、午後2〜5時

挨拶は、相手が起床して身支度を終え、食事などで忙しくない時間帯にします。アットホームは午前10時〜11時半、午後1時〜6時ごろ、東京電力の「くらひろ」は午前10〜12時、午後2〜5時ごろを案内しています。

迷う場合は、午前10〜11時半、午後2〜5時ごろを基本にすると、食事の時間帯を避けやすくなります。午前中に行けなければ、午後に訪問すればよいでしょう。

  • 早朝:就寝中や出勤・登校の準備中かもしれないので避けます。
  • 昼食時:正午前後は食事の支度や食事中の可能性があります。
  • 夕食時・夜間:家族で食事をしたり休んだりしている時間なので、できれば翌日の明るい時間帯にします。

夜勤などで昼間に休む家庭もあり、どの時間も全員に都合がよいわけではありません。玄関先で対応が難しそうなら、短く切り上げましょう。

平日と土日祝日では時間を変えたほうがいい?

平日は日中に仕事や学校で留守の世帯もあります。一方、土日祝日は家にいる可能性があっても、朝をゆっくり過ごしたい人や家族の予定がある人もいます。

SUUMO引越しでは、休日に訪問する場合は午後からにするなどの心遣いを紹介しています。平日は午前10〜11時半や午後2〜5時ごろ、土日祝日は午後2〜5時ごろを一つの目安にし、相手が不在なら別の日を選びます。

早く挨拶したいからといって、休日の朝8時や夜遅くに訪ねる必要はありません。曜日よりも相手の生活への配慮を優先しましょう。

大家さんや管理人さんにはいつ伝える?

集合住宅では、荷物の搬入時にエレベーターや共用通路を使います。引っ越し作業の日時やトラックを停める場所について、管理会社への事前連絡が必要な建物もあります。挨拶とは別に、管理規約や入居案内で手続きを確認しましょう。

常駐の管理人さんがいる場合は、できれば搬入前に作業予定を伝えるとよいでしょう。すでに管理会社へ連絡していても、入居当日などに顔を合わせたら「今日からお世話になります」と一言伝えられます。

大家さんが同じ建物や近所に住んでいるなら、入居の前後に挨拶する方法があります。遠方に住んでいる場合は、挨拶のために訪問する必要はありません。建物や地域に決まりがあるなら、その案内を優先しましょう。

相手が不在なら曜日や時間を変えて再訪する

訪ねた家が留守だった場合は、同じ曜日・時間に繰り返し行くより、別の日や時間帯に一度改めて訪問してみましょう。例えば平日の午前中に不在なら、別の日の午後や休日の午後を試す方法があります。

アットホームでは3回ほど訪ねても会えない場合、手紙に切り替える方法を案内しています。何度もインターホンを鳴らしたり、相手が出てこないのに繰り返し訪ねたりする必要はありません。

挨拶状を郵便受けに入れる場合は、引っ越してきた日、差し支えない範囲の名字や部屋番号、今後の挨拶を簡潔に書きます。建物のルールを確認し、食べ物を玄関先に放置しないようにしましょう。

挨拶が1週間以上遅れたらどうする?

片付けや仕事で忙しく、入居後すぐに挨拶できないこともあります。1週間を過ぎたからといって挨拶できなくなるわけではありません。訪問するなら、「ご挨拶が遅くなりました」と一言添え、これからよろしくお願いしますと伝えましょう。

入居後かなり日がたっている場合や、突然の訪問を控えたい場合は、廊下やごみ置き場などで自然に会ったときに挨拶する方法もあります。これまで顔を合わせなかった理由を長く説明する必要はありません。

防犯面が気になる場合は訪問しなくてもよい

単身者の多い集合住宅や一人暮らしの場合は、防犯やプライバシーへの不安から、訪問での挨拶を控える選択もあります。日本通運や東京電力の案内でも、特に女性の一人暮らしでは直接の挨拶を慎重に考えるよう紹介しています。

挨拶するとしても、一人暮らしであることや外出・帰宅の時間を詳しく伝える必要はありません。建物の管理会社から訪問を控えるよう案内されているなら、その方針に従いましょう。顔を合わせたときの会釈や短い挨拶だけでもかまいません。

旧居と新居で使える短い挨拶の例

旧居での例:「いつもお世話になっています。〇月〇日に引っ越すことになりました。当日はお騒がせするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。これまでありがとうございました」

新居での例:「このたび〇号室に引っ越してきました山田と申します。引っ越し作業ではお騒がせしました。これからどうぞよろしくお願いいたします」

どちらも短い言葉で十分です。相手が忙しそうなら長居をせず、挨拶だけで切り上げましょう。

参考資料