入学祝いはいつ渡す?金額の目安と贈り方
入学祝いは、進学先が決まってから、入学式より前に贈るのが基本です。4月入学なら3月ごろを目安にし、相手が入学準備に使えるよう早めに渡します。金額は祖父母から孫へ1万〜5万円程度、叔父・叔母から甥・姪へ5,000円〜3万円程度などが参考になります。ただし、ランドセルなどの大きな品物を贈る場合や、親族間に決まりがある場合は、その事情に合わせて考えましょう。
入学祝いはいつ渡す?入学先が決まってから式の前に
入学祝いを贈る時期には案内によって幅があります。高島屋では入学式のおよそ1か月前まで、ギフト専門店のCONCENTでは入学式の1〜3週間前で、遅くとも1週間前までを目安にしています。共通しているのは、入学が決まってから、式より前に贈るという考え方です。
4月に入学する場合は、3月ごろに渡すと考えると分かりやすいでしょう。必要な学用品を買う前に届けられれば、入学準備にも役立ててもらえます。
高校や大学など、受験がある場合は合格発表や入学手続きの状況を確認し、実際に進む学校が決まってから贈ります。受験結果が分かる前に「入学祝い」として渡すのは避けましょう。発表が遅い場合は、日付を優先するより進学先の確定を待つ方が自然です。
小学校・中学校・高校・大学で贈る時期は違う?
- 小学校:入学予定が分かっている場合が多いため、3月ごろにお祝いを渡せます。学用品を贈るなら、学校からの準備案内を確認してから選びます。
- 中学校:進学先が決まったら早めに贈ります。制服や通学かばんなど、学校指定の品物があるかを確認しましょう。
- 高校:合格発表などで入学先が確定してから贈ります。発表が3月後半なら、その後に渡してもかまいません。
- 大学・専門学校:進学先が決まってから贈ります。一人暮らしを始めるなら、引っ越しや新生活の準備に合う時期も相談するとよいでしょう。
ランドセルのように購入時期が早い品物は、3月まで待たず、入学する前年から相談してもかまいません。通常のお祝いを渡す時期と、品物の購入を決める時期は分けて考えます。
入学祝いの金額は?関係別の目安
入学祝いには全国共通の決まった金額はありません。贈る相手との関係や学校の段階、これまでのお祝いのやり取りによって変わります。百貨店や贈答マナーの案内を参考にすると、次の金額が一つの目安になります。
| 贈る人と相手の関係 | 金額の目安 |
|---|---|
| 祖父母から孫へ | 1万〜5万円程度 |
| 叔父・叔母から甥・姪へ | 5,000円〜3万円程度 |
| その他の親族へ | 5,000円〜1万円程度 |
| 親しい友人・知人の子どもへ | 3,000円〜1万円程度 |
祖父母から孫への小学校入学祝いについては、三越伊勢丹が3万〜10万円という目安も案内しています。ランドセルの購入費用などを含めるかどうかでも金額は大きく違います。必ず高額にするという意味ではありません。
中学・高校・大学と進学先が上がるにつれて、お祝いの金額を増やす家庭もあります。特に大学進学で引っ越しがある場合は、生活用品の購入を手伝う方法もあります。兄弟姉妹やいとこなど、同じ立場の親族同士で金額をそろえる慣習があるなら、あらかじめ確認しましょう。
入学祝いは身内を中心に贈るお祝いなので、友人や職場の人の子どもに必ず贈る必要はありません。家族ぐるみの付き合いがあるなど、特にお祝いしたい場合に無理のない金額で考えます。
現金と品物はどちらがよい?
必要な物が分からない場合は、現金や商品券など、相手が用途を決められる贈り物が選びやすいでしょう。学用品や通学用品を自分で買えるため、保護者にも使いやすい方法です。
図書カードは、本人が好きな本や参考書を選べる贈り物です。特に小学生には図鑑や本を選ぶ楽しさがあり、中学生以上なら読みたい本を自分で決められます。ただし、普段あまり本を買わない場合もあるため、本人の希望を聞くとよいでしょう。
品物を贈るなら、学校生活で必要になる物が候補です。現金と品物を組み合わせる場合は、合わせた額を予算として考えると、相手に気を遣わせるほど高額になるのを防げます。
入学祝いに向く品物は?学校別の選び方
- 小学校:鉛筆、筆箱、図鑑、名入れ文房具など。ノートは学年や教科で使うマス目・罫線が異なるため、学校の指定を確認します。
- 中学校・高校:通学用のバッグ、定期入れ、腕時計、筆記具など。校則や指定の持ち物に合うかを確認します。
- 大学・専門学校:財布、パソコン、通学かばん、生活用品など。パソコンは学校や学科が求める条件があるため、本人と相談してから選びます。
ランドセル、制服、学習机、パソコンなど高額な品物は、購入する前に本人と保護者へ確認しましょう。三越伊勢丹は、学校によって必要な品物が異なることを案内しています。ランドセルメーカーのセイバンも、祖父母同士で購入が重複しないよう事前に相談することをすすめています。
祖父母がランドセルを買ってあげる場合は、その品物を入学祝いとし、別に高額な現金を用意しない方法もあります。どちらの祖父母が購入するかという決まりはないので、両家の希望を確認して決めましょう。
ご祝儀袋とのし紙の書き方
現金を贈るときは、入学祝い用のご祝儀袋に入れます。水引は、何度あってもうれしいお祝いに使う紅白5本の蝶結び(花結び)が基本です。品物に掛けるのし紙も同じ蝶結びを選びます。
水引の上には「御入学祝」「御入学御祝」「御祝」などと書き、下には贈り主の氏名を記入します。中袋がある場合は、表に金額、裏に住所と氏名を書きます。現金は新札、または折り目や汚れの少ないきれいなお札を用意するとよいでしょう。
品物を配送するなら、のし紙を包装紙の内側に掛ける「内のし」も選べます。注文するときに入学祝いであることを伝えれば、店で用途に合う包装を相談できます。
直接渡す場合と遠方へ送る場合
手渡しする場合は、本人や保護者の都合を聞いて訪問します。小さな子どもにはお祝いの言葉を伝え、現金や商品券は保護者に管理してもらうとよいでしょう。「入学おめでとう。新しい学校生活を楽しんでね」など、一言添えると気持ちが伝わります。
遠方に住んでいる場合は、品物を配送してもかまいません。受け取りやすい日と送り先を確認し、メッセージを添えましょう。現金を郵送する場合は現金書留を利用します。普通郵便やレターパックでは現金を送れません。
入学後にお祝いを贈ることになった場合も、気づいた時点で相手に連絡し、早めに渡しましょう。「入学祝いが遅くなりましたが、おめでとうございます」と添えれば、遅れてもお祝いの気持ちを伝えられます。