新築祝いはいつ渡す?金額と品物の選び方

マナー・付き合い
ソボチエ編集部

新築祝いは、新居への入居が済み、相手の暮らしが少し落ち着いた頃に贈るとよいでしょう。新居のお披露目に招かれているなら、その日に持参するのが一般的です。招待されていない場合は、入居後1〜2か月以内が目安になります。金額は親から子へ3万〜10万円程度、兄弟姉妹へ1万〜3万円程度、友人へ3,000円〜1万円程度など、関係によって変わります。品物はタオルや食器、食品、カタログギフトなど、相手が使いやすいものから選びましょう。

新築祝いはいつ渡す?入居して落ち着いてから

新築祝いは、新しい家の完成や新生活の始まりを祝う贈り物です。建物が完成したという知らせを受けても、引っ越し前や入居直後は荷造り・片付けなどで忙しいことがあります。

贈る時期には案内によって幅があります。三越伊勢丹グループの贈答マナーでは完成報告から半月ほど、高島屋や松屋、郵便局のギフトストアでは入居後1〜2か月以内を目安にする案内があります。厳密な締め切りがあるわけではないため、完成と入居の時期を確認し、相手が受け取りやすい日を選びましょう。

新築の知らせを受けてすぐに品物を届ける必要はありません。特に大きな荷物は、まだ家具の配置が決まっていない時期には負担になることがあります。

新居のお披露目に招かれた場合は?

新居のお披露目会や食事会に招かれた場合は、訪問する日に新築祝いを持参するのが一般的です。小さな品物やご祝儀袋なら、訪問時に直接渡せます。

家電など持ち運びが難しいものは、事前に相手へ確認したうえで別送しましょう。お披露目会の前日までに届くようにする方法もあります。ただし、当日に設置が必要な品物や大型家具は、置き場所や搬入できる日を十分に相談して決めます。

お披露目に招かれなかった場合も、お祝いを贈ってかまいません。落ち着いた頃に連絡し、入居後1〜2か月以内を目安に手渡しするか配送します。お祝いを贈るためだけに訪問を申し出る必要はありません。

新築祝いの金額は?相手との関係別の目安

新築祝いに決まった金額はありません。百貨店や贈答専門店の案内でも幅があり、親しいほど高額になるとは限りません。次の表は、複数の資料を参考にしたおおよその目安です。

贈る相手 金額の目安
親から子へ 3万〜10万円程度
兄弟姉妹へ 1万〜3万円程度
叔父・叔母など親族へ 5,000円〜3万円程度
友人・知人へ 3,000円〜1万円程度
職場の上司・同僚へ 5,000円〜1万円程度

親から子へのお祝いは、住宅購入費用の援助を兼ねるかどうかでも額が大きく異なります。兄弟姉妹や親戚同士でお祝いの金額をそろえる習慣がある場合は、先に家族へ確認しましょう。

職場の仲間と連名で贈るなら、一人ずつ無理のない額を出し合い、まとまった予算で品物を選ぶ方法があります。高価すぎるお祝いは相手がお返しを考える負担にもなるため、相場の上限に合わせる必要はありません。

現金・商品券・品物はどう選べばよい?

新居のために必要な物を自由に買ってもらいたいなら、現金や商品券が候補です。特に親子や兄弟姉妹など親しい間柄では、現金でのお祝いも選ばれています。現金と小さな品物を組み合わせてもかまいませんが、両方の合計額を予算として考えます。

一方、目上の方に現金を贈ることを失礼と感じる人もいるため、上司などには品物やカタログギフトを選ぶと無難です。本人から希望を聞いているなら、その希望を参考にします。

商品券を選ぶ場合は、相手の近くに使える店があるか、オンラインでも利用できるかを確認します。カタログギフトなら、相手が新居に必要な品物を後から選べる利点があります。

新築祝いに向く品物と選び方

  • タオル・日用品:毎日使いやすく、置き場所を取りすぎないものを選べます。家族の人数や色の好みにも配慮しましょう。
  • 食器・カトラリー:家族構成や普段の食事の仕方に合うものが候補です。すでにそろえている場合もあるので、好みを聞くと安心です。
  • 焼き菓子・コーヒーなどの食品:日持ちし、相手が好きなものを選びます。食品の好みやアレルギー、保存方法に注意しましょう。
  • カタログギフト:必要なものが分からない場合に便利です。予算や掲載されている品物の種類を見て選びます。
  • 家電:コーヒーメーカーや掃除用の家電などは、欲しい機種や設置する場所を事前に確認してから贈ります。
  • インテリア・観葉植物:新居の雰囲気に合えば喜ばれますが、色や大きさ、手入れの手間が好みに合うかが大切です。

家具や家電、飾り物など長く残る大きな品物は、購入前に必ず希望を確認しましょう。新築の家では、家具の配置や内装の色をそろえていることもあります。壁に穴を開けて取り付ける時計や絵なども、相手の希望を聞いてから選ぶと安心です。

避けたほうがよい贈り物は?

新築祝いでは、火事を連想させるストーブや灰皿、キャンドルなどを避ける贈答の慣習があります。赤い色や炎の絵柄を気にする場合もあるため、好みが分からないなら別の品物を選ぶと無難です。

また、置き場所に困る大きな家具や、壁や床に傷を付ける可能性がある品物も注意が必要です。ただし、相手自身が希望している品物なら、単に慣習だけで決めず、実際に使う場所や必要な条件を相談しましょう。

ご祝儀袋とのし紙の書き方

新築祝いののし紙やご祝儀袋は、紅白5本の蝶結び(花結び)の水引を選びます。新築した家への表書きは「御新築祝」「御新築御祝」「御祝」などとし、水引の下に贈り主の氏名を書きます。

新築マンションの場合は「御新築祝」を使う案内もありますが、表書きに迷ったら「御新居祝」とする方法もあります。中古住宅の購入や賃貸住宅への引っ越しでは、一般に「御新居祝」「御引越祝」などを使います。新築祝いと引っ越し祝いでは祝う対象が少し違うため、住まいの状況を確認して選びましょう。

職場などの連名で贈る場合、少人数なら水引の下に名前を並べ、多人数なら「〇〇一同」と記して、必要に応じて全員の名前を書いた紙を添える方法があります。

手渡し・配送するときのマナー

直接渡す場合は相手の都合を聞き、新居を訪れるときにお祝いの言葉を添えます。「ご新築おめでとうございます。新しいお住まいでの暮らしがすてきなものになりますように」など、短い一言で十分です。

配送する場合は、引っ越し後の住所と受け取れる日時を確認します。大きな荷物や生鮮食品などは、受け取る側の準備が必要なので、事前に知らせておくと安心です。現金を郵送する場合は、普通郵便ではなく日本郵便の現金書留を利用します。

新築を後から知って、入居後2か月以上たっていた場合も、お祝いを贈れます。事情を説明する長いお詫びは必要なく、「遅くなりましたが、ご新築おめでとうございます」と添えて、受け取りやすい時期に届けましょう。

参考資料