成人祝いは何を贈る?金額の目安と選び方
成人祝いには、現金や商品券、腕時計、財布、バッグ、記念になる品物などを贈れます。金額は祖父母から孫へ1万〜10万円、叔父・叔母から甥・姪へ1万〜3万円程度が一つの目安です。法律上の成年年齢は18歳ですが、20歳を対象に成人の式典を行う自治体もあるため、18歳と20歳のどちらの節目に祝うかは本人や家族と相談して決めるとよいでしょう。
成人祝いは18歳と20歳のどちらで贈る?
2022年4月1日から、民法上の成年年齢は20歳から18歳になりました。一方で、成人の式典は法律で対象年齢が決められているわけではなく、自治体ごとに開催方法が異なります。例えば広島市では、成年年齢の引き下げ後も、年度内に20歳を迎える人を対象に「二十歳を祝うつどい」を開催しています。
そのため、成人祝いは18歳の誕生日に贈っても、20歳の式典に合わせて贈ってもかまいません。親や祖父母が18歳のときにお祝いを渡したなら、20歳でも必ず同じ額を贈る必要はありません。家族でお祝いの時期を決めておくと、贈り物の重複を避けやすくなります。
20歳の式典に合わせる場合は、本人が参加する式典の時期も確認しましょう。式典に参加しない場合でも、誕生日や家族が集まる日にお祝いできます。
成人祝いはいつ渡すのがよい?
20歳の式典に合わせて贈るなら、新年から式典の前までが一般的な目安です。式典当日は着付けや写真撮影などで忙しいこともあるため、前日までに渡すか、式典後に落ち着いてから渡す方法があります。
18歳の節目を祝うなら、18歳の誕生日の前後など、本人と会いやすい時期を選べます。遠方の家族に送る場合は、受け取れる日を聞き、無理なく受け取れるように手配しましょう。
成人祝いの金額は相手との関係で決める
成人祝いには全国共通の決まった金額はありません。三越伊勢丹グループや、東京電力エナジーパートナー「くらひろ」の案内を参考にすると、次の金額が目安になります。
| 贈る人と相手の関係 | 金額の目安 |
|---|---|
| 親から子へ | 1万〜5万円程度 |
| 祖父母から孫へ | 1万〜10万円程度 |
| 叔父・叔母から甥・姪へ | 1万〜3万円程度 |
| 兄・姉から弟・妹へ | 3,000円〜1万円程度 |
| 親しい友人・知人の子どもへ | 5,000円〜1万円程度 |
金額に幅があるのは、本人との関係や家庭の習慣、お祝いの方法が違うためです。親が振袖やスーツの準備、記念写真の費用を負担する場合は、それ自体を成人祝いと考え、別に現金を渡さない家庭もあります。
祖父母から孫へ贈る場合も、高額でなければ失礼というわけではありません。孫や甥・姪が複数いるなら、これまでのお祝いとの釣り合いを考え、親族間で相談して決めるとよいでしょう。友人や知人の子どもには必ず贈る必要はなく、親しい場合に無理のない範囲で選びます。
現金・商品券・品物のどれを選ぶ?
何が必要か分からない場合は、現金や商品券が選びやすい贈り物です。進学費用や一人暮らしの準備、趣味など、本人が使い道を決められます。商品券やギフトカードを贈る場合は、本人の生活圏で利用できるか確認すると安心です。
長く使える記念品を渡したいなら、本人の好みを聞いて品物を選びましょう。予算の中で現金と小さな記念品を組み合わせる方法もあります。例えば総予算2万円なら、現金1万円と1万円程度の品物に分けられます。
成人祝いに向く品物と選び方
- 腕時計:学校や仕事、普段の外出にも使える品物です。スマートウォッチを好む人もいるため、普段の使い方とデザインの好みを確認します。
- 財布・キーケース・バッグ:毎日使いやすい実用品です。大きさ、色、素材や、すでに愛用しているものとの重複に注意しましょう。
- ボールペンなどの筆記具:進学や就職の後も使える品物です。名入れにする場合は、名前の表記を確かめてから注文します。
- アクセサリー:長く残る記念品にできます。好みが分かれやすいので、本人と一緒に選ぶのもよいでしょう。
- スーツや式典用の装い:成人の記念として購入費用を負担する方法です。服のサイズや式典の予定に関わるため、本人の希望を優先します。
- 写真撮影や家族での食事:物ではなく思い出を贈る方法です。予定を先に聞き、参加しやすい日に設定します。
「男性なら腕時計」「女性ならアクセサリー」と決めつけず、本人が実際に使うかどうかを基準にします。進学中なら学業や日常で使えるもの、就職が近いなら仕事にも使えるものなど、これからの生活を考えると選びやすくなります。
18歳・19歳へのお祝いで気を付けること
成年年齢が18歳になっても、飲酒や喫煙は20歳からです。18歳や19歳の人への成人祝いとしてお酒を贈るのは避けましょう。20歳の式典を迎える人でも、贈る時点の年齢を確認することが大切です。
時計やスマートフォン関連の品物など、価格の高い商品を贈る場合は、本人がすでに持っていないか、欲しい機能や対応機種が合うかを確かめます。使わない高価な品物より、本人が喜んで使えるものを選びましょう。
就職祝いや入学祝いと重なる場合は?
成人のお祝いの時期は、大学進学や就職の節目と近くなることがあります。成人祝いと入学祝い・就職祝いはそれぞれ意味が違いますが、必ず別々に高額な品物を用意する決まりはありません。
例えば成人祝いとして記念の腕時計を贈り、就職のときはメッセージだけにする方法もあります。逆に、成人祝いは家族で食事をし、入学や就職のときに必要な品物を贈ってもよいでしょう。家族や親族の習慣に合わせ、祝う機会と予算を決めるのが自然です。
ご祝儀袋とのし紙はどう選ぶ?
現金を贈る場合は、紅白の蝶結び(花結び)の水引が付いたご祝儀袋を使います。品物にのし紙を掛ける場合も、紅白の蝶結びが基本です。
水引の上には「御成人祝」「ご成人祝」「成人式御祝」「御祝」などと書き、下には贈り主の名前を書きます。現金は新札、または折り目や汚れの少ないきれいなお札を用意しましょう。
直接渡すなら、本人の都合を聞いて、お祝いの言葉を添えます。遠方で会えない場合は、品物を配送する方法もあります。現金を郵送する場合には、日本郵便の現金書留を利用し、送り先と受け取れる時期を先に確認しましょう。