十五夜(中秋の名月)はいつ?毎年日付が変わる理由

季節・年中行事
ソボチエ編集部

十五夜(中秋の名月)は、現在の暦では主に9月から10月上旬に訪れます。2026年は9月25日、2027年は9月15日、2028年は10月3日です。毎年日付が違うのは、十五夜が現在の暦の9月15日ではなく、月の満ち欠けをもとにした昔の暦の「8月15日」にあたる日だからです。

十五夜はいつ?年ごとの日付

国立天文台暦計算室が紹介している中秋の名月の日付は、次のとおりです。

  • 2025年:10月6日
  • 2026年:9月25日
  • 2027年:9月15日
  • 2028年:10月3日
  • 2029年:9月22日

このように、前年より早い年もあれば、遅い年もあります。十五夜は秋分の日や現在の暦の9月15日に固定されている行事ではありません。お月見の予定を立てるときは、その年の日付を確認しましょう。

「十五夜」と「中秋の名月」は同じ意味?

「十五夜」は、もともと昔の暦で毎月15日の夜を表す言葉です。その中でも、秋のお月見として親しまれているのが、昔の暦の8月15日の夜です。この夜に見える月を「中秋の名月」と呼びます。

昔の暦では、7月・8月・9月が秋でした。その真ん中の8月15日なので「中秋」という名前がついています。似た言葉の「仲秋」は、8月全体を指します。

中秋の名月を眺める習わしは、平安時代に中国から日本へ伝わったとされています。その後、秋の収穫に感謝する行事とも結びつき、月見団子や季節の作物を供えて月を楽しむようになりました。

なぜ毎年日付が変わるの?旧暦と現在の暦の違い

理由は、昔の暦と現在の暦で、ひと月や1年の決め方が違うためです。

かつて日本で使われていた太陰太陽暦(たいいんたいようれき)は、新月になる日を各月の1日とし、月が満ち欠けする様子をもとに日付を数えていました。一般に「旧暦」と呼ばれる暦も、この仲間です。

新月から次の新月までの間隔は、平均すると約29.5日です。これを12か月分集めると約354日で、現在の暦の1年である約365日より、約11日短くなります。

そのため、同じ旧暦8月15日を現在の暦に当てはめると、翌年はおよそ11日早い日付になることがあります。例えば2025年は10月6日、2026年はその11日前にあたる9月25日でした。

ただし、毎年11日ずつ早くなるわけではありません。昔の暦では、日付と季節が大きくずれないように、「うるう月」というひと月を増やす年を設けて調整しました。うるう月が入ると、その前後の年の十五夜は、現在の暦ではかえって遅い日付になることがあります。

これは、現在の暦の「うるう年」に2月29日を1日加えることとは異なり、年に13か月を設ける仕組みです。この調整があるため、十五夜は9月になったり10月になったりします。

十五夜は必ず満月になるの?

十五夜は、満月に近い月を眺める日ですが、天文学上の満月と日付が一致するとは限りません。

昔の暦の15日は、新月の日を1日として数えた15日目です。一方、満月は月と太陽が地球を挟んで反対側に並ぶ瞬間で決まります。月が地球の周りを動く速さには変化があるため、新月から満月までにかかる時間は一定ではありません。

実際に2026年は、9月25日が中秋の名月でしたが、天文学上の満月は9月27日でした。2日ずれていても、中秋の名月は旧暦8月15日にあたる25日の月を指します。

その年の十五夜を調べるには?

国立天文台の「暦Wiki」には、中秋の名月にあたる日付の一覧があります。また、国立天文台の「ほしぞら情報」でも、その年の名月を紹介しています。満月の日を調べただけでは十五夜の日付と違うことがあるため、「中秋の名月」の日として案内されている日付を確認すると確実です。

日付が分かったら、その日の夕方から夜に月を眺めるのがお月見の楽しみ方です。月の出る時刻は地域によって異なるので、月がまだ見えないときは空が暗くなる頃や月の出の情報も確認するとよいでしょう。

参考資料