冬至とはいつ?一年で昼が最も短くなる理由

季節・年中行事
ソボチエ編集部

冬至(とうじ)は、日本を含む北半球で、一年のうち昼が最も短く、夜が最も長くなる日です。毎年12月21日か22日ごろに当たり、2026年は12月22日です。昼が短くなるのは、地球が回転する軸を傾けたまま太陽の周りを回っているため。冬至のころ、日本では太陽が低い位置を通り、日の出から日の入りまでの時間が一年で最も短くなります。

冬至はいつ?2026年は12月22日

冬至は、毎年12月下旬にある季節の節目です。国立天文台の暦要項によると、最近の冬至の日付は次のとおりです。

  • 2024年:12月21日
  • 2026年:12月22日
  • 2027年:12月22日

2026年の冬至は、日本時間の12月22日午前5時50分に訪れます。これは天文学的に冬至となる瞬間で、ふだん「冬至の日」というと12月22日の一日を指します。

冬至は、季節を24の目印に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」の一つです。地球から見た太陽の位置が、決められた場所に達する瞬間を基準にします。専門的には、太陽黄経(たいようこうけい)が270度になるときが冬至です。

日付が年によって変わるのは、地球が太陽の周りを一周する時間が365日ちょうどではなく、約365.24日だからです。カレンダーとのずれや、うるう年の調整により、冬至になる日時も少しずつ動きます。

冬至に昼が最も短くなるのはなぜ?

地球は、自分自身が回る「自転」をしながら、一年かけて太陽の周りを「公転」しています。このとき、自転の中心になる軸(地軸)は約23.4度傾いています。

地軸は傾いた向きをほぼ保ったまま太陽の周りを回るため、季節によって太陽が空のどの高さを通るかが変わります。冬至のころは、北半球が太陽から遠ざかる向きに傾いています。

その結果、日本では太陽が南寄りの低い空を通り、朝に昇ってから夕方に沈むまでの道のりが短くなります。一日の中で太陽が最も高くなる「南中(なんちゅう)」のときも、一年で最も低い高さです。

夏至はこれと反対で、太陽が高い位置を長い時間かけて通るため、昼が最も長くなります。昼夜の長さを変える主な理由は、冬に地球が太陽から遠くなることではなく、地軸の傾きと公転の組み合わせなのです。

冬至の昼は何時間くらい?夏至と比べてみると

ここでいう「昼」は、日の出から日の入りまでの時間です。国立天文台の計算による2026年の東京を例にすると、次のようになります。

  • 冬至(12月22日):日の出は午前6時47分、日の入りは午後4時32分。昼の長さは約9時間45分。
  • 夏至(6月21日):日の出は午前4時25分、日の入りは午後7時00分。昼の長さは約14時間35分。

同じ東京でも、冬至の昼は夏至より約4時間50分も短い計算です。また、冬至の東京では、南中する太陽の高さが約31度なのに対し、夏至は約78度になります。冬の太陽が低く感じられるのは、この違いがあるからです。

昼の長さは地域によっても変わります。日本では一般に、冬至のころは北海道など北にある地域ほど昼が短く、沖縄など南にある地域ほど長くなります。国立天文台は、緯度が高いほど昼夜の長さの季節変化が大きくなると説明しています。

冬至は日の入りが最も早い日なの?

冬至は「昼が一番短い日」ですが、日の入りが最も早い日でも、日の出が最も遅い日でもありません。

国立天文台によると、日本では日の入りが最も早い時期は冬至の半月ほど前、日の出が最も遅い時期は冬至の半月ほど後になります。

例えば2026年の東京では、12月7日の日の入りが午後4時28分なのに対し、冬至の12月22日は午後4時32分です。冬至のほうが4分遅く沈みます。それでも朝の日の出が遅くなっているため、昼全体は冬至のころが最も短くなるのです。

これは、一年の間に太陽が南中する時刻も少しずつ変わるためです。昼の長さが変化することと、日の出・日の入りの時刻がそれぞれ早まったり遅くなったりすることは、完全には一致しません。

冬至を過ぎると昼は長くなる?

冬至を境に、北半球では昼の長さが少しずつ長くなる方向へ変わります。はじめは一日ごとの差が小さく、すぐには気づかないかもしれませんが、春分、そして夏至に向かって日中の明るい時間が増えていきます。

ただし、冬至を過ぎてしばらくは日の出の時刻がさらに遅くなるため、「朝がなかなか明るくならない」と感じることもあります。それでも、日の出から日の入りまでを合わせた昼の時間は少しずつ長くなっていきます。

その年の冬至の日付は、国立天文台が発表する「暦要項」の二十四節気の欄で確認できます。冬至は、太陽の動きと季節の変化を知る身近な目印なのです。

参考資料