どんど焼きには何を持っていける?燃やせる正月飾りと注意点
どんど焼きには、しめ縄・しめ飾り・松飾りなどの正月飾りや、古いお札・お守り・破魔矢を持っていける場合が多くあります。ただし、燃やせるものは会場ごとに決められており、何でも持ち込めるわけではありません。ビニールやプラスチック、針金などはあらかじめ取り外し、受付時間と持ち込みの決まりを確認しましょう。
持っていける正月飾りや縁起物は?
どんど焼きは、正月に迎えた年神さまを見送り、古いお札などを納める行事です。神社によっては「左義長(さぎちょう)」「とんど焼き」などとも呼びます。湊川神社や新潟の白山神社の案内では、次のようなものが受け付けられています。
- しめ縄・しめ飾り:正月に玄関や神棚などに飾ったもの。取り外せる飾りや金具は外しておきます。
- 松飾り・門松:松やわらなどの燃える部分。大きい門松は受け付けない神社もあるため、寸法も確認します。
- お札・お守り:神社から受けた古いお神札やお守り。納める場所が指定される場合があります。
- 破魔矢・熊手:神社で受けた正月の縁起物。大きさや素材によっては受付対象外の場合があります。
絵馬・おみくじ・書き初めを受け付ける神社もあります。大阪の豊崎神社ではこれらを受付品として挙げていますが、ほかの会場でも同じとは限りません。持参先の一覧に載っているかを先に確かめましょう。
プラスチック・針金・みかんは外してから持参する
市販の正月飾りには、燃やしてよいわらや紙のほかに、プラスチック製の花、ビニールひも、針金、金属の飾りなどが使われることがあります。針金や金具は燃え残り、プラスチック類は黒煙や悪臭の原因になります。広島県三原市も、プラスチック類の野外焼却を避けるよう呼びかけています。
神戸の湊川神社は、プラスチック製の飾りや生のみかんを外し、包装紙やパッケージも家庭で処分するよう案内しています。大阪の許麻神社も、しめ縄や熊手の樹脂・金属部品を取り除くよう求めています。
- 正月飾りから、みかん・橙(だいだい)などの食べ物を取り外します。
- ビニール、造花、プラスチックの飾り、針金や金具などを外します。
- 外した部品や袋・包装材は、住んでいる自治体の分別ルールに従って処分します。
- 外しにくい部品があるものは、無理にそのまま持ち込まず、主催者に確認します。
お札やお守りの金属・樹脂部品も、会場によって扱いが異なります。分解してよいか分からない場合は、受け付ける神社に相談してください。
鏡餅・人形・写真・年賀状は持ち込める?
どんど焼きは家庭の不要品をまとめて燃やす場所ではありません。湊川神社や札内神社、新潟の白山神社では、次のようなものを受け付けないと案内しています。
- 鏡餅・みかん・食べ物:鏡餅は本来、鏡開きで食べるものです。餅の容器やプラスチック製の台も持ち込みません。
- 人形・ぬいぐるみ・写真:正月飾りとは別の品物です。人形の供養などを希望する場合は、対応する神社や寺院に相談します。
- 年賀状・手紙・本・衣類:家庭の紙類や日用品は、紙だからといって燃やせるとは限りません。
- 仏具・お寺のお札やお守り:神社のどんど焼きでは受け付けない例があります。お寺で受けたものは、まずそのお寺に相談しましょう。
ガラス・陶器・金属製品も、普通は火に入れられません。ただし、神具などを燃えないものとして別に預かる神社もあります。燃えないものを含め、受付の可否は主催者の案内に従ってください。
だるま・書き初め・神棚は場所によって違う
同じ正月の縁起物でも、持ち込めるかどうかに違いがあります。
- だるま:北海道の根室金刀比羅神社は、どんど焼き当日に限って受け付けます。一方、新潟の白山神社では受け付けていません。
- 書き初め:豊崎神社では受け付けますが、一般の紙類を受け付けない神社もあります。
- 神棚:燃える部分を預かる神社がある一方、別途申し込みやお祓いが必要な神社もあります。
- 大きな門松:白山神社では、高さ90センチ以上の大きな門松を受け付けず、松飾りやわらの部分のみを案内しています。
迷った場合は、「よその神社では受け付けてくれた」という判断ではなく、今回持参する会場の決まりを確認することが大切です。
当日はいつ、どこへ持っていけばいい?
受付日は、火を燃やす日と同じとは限りません。湊川神社では当日の持参に加え、指定の納札箱への事前の納め入れも案内しています。一方、北海道の札内神社は夜間の無断持ち込みを禁止しています。
出かける前には、開催日・受付時間・指定の持ち込み場所・対象品・分別方法を確認しましょう。お焚き上げ料などが必要かも、神社によって異なります。受付できないものや包装材を境内に置いて帰らず、係の人に渡すか指定の場所へ納めます。
会場では火に近づきすぎず、指示なく自分で飾りを投げ入れないようにしてください。持ち物の確認と同じくらい、火の安全にも気を配りましょう。
どんど焼きに行けないときはどうする?
開催日に行けない場合は、古いお札やお守りを受けた神社や、近くの神社で後日受け付けてもらえるか確認しましょう。森戸神社では、ほかの神社のお札・お守りも受け付けていますが、できるだけ授かった神社へ返すよう案内しています。
しめ飾りや松飾りを受け付けてもらえない場合は、外せる材料を分別し、自治体のごみの出し方に従って片付ける方法があります。許麻神社は家庭での処分方法も案内しています。気になる場合は感謝の気持ちを込めて紙で包むなどしてもよいでしょう。
庭先などで自分で燃やすのは避けましょう。家庭ごみの野外焼却は原則として禁止されており、伝統行事には例外があっても、個人が不要品を自由に燃やしてよいという意味ではありません。会場に持ち込めるか迷うものは、事前に主催者へ問い合わせるのが確実です。