ハンバーグをふっくら焼くには?中まで火を通す方法
ハンバーグをふっくら焼くには、厚さ約2cmに整え、弱めの中火で焼き色をつけてから、裏返してふたをし、弱火で中心まで火を通す方法が試しやすいでしょう。最初から強火で焼き続けると、表面ばかり焦げて中が生のままになったり、肉の水分が抜けて硬くなったりします。
大切なのは、肉だねの厚さ、焼き色をつける時間、ふたをした後の火加減をそろえることです。焼き時間は目安として使い、最後は中心まで十分に加熱できたか確認しましょう。
ふっくら焼くための材料と準備(2人分)
キユーピーの「ふっくらジューシー!ハンバーグの基本レシピ」を参考にした、2個分の材料です。
- 合いびき肉:200g
- 玉ねぎ:1/4個(約47g)
- 卵:1/2個
- パン粉:大さじ4
- 牛乳:大さじ2
- 塩:小さじ1/2弱
- こしょう:少々
- ナツメグ:少々(なくても可)
- サラダ油:玉ねぎを炒める分は小さじ2、ハンバーグを焼く分は大さじ1/2
玉ねぎを細かいみじん切りにし、油小さじ2でしんなりするまで炒めて冷まします。パン粉には牛乳を含ませ、卵は溶いておきます。
冷たい合いびき肉に塩を加えて粘りが出るまで手早く混ぜ、溶き卵、湿らせたパン粉、冷ました玉ねぎ、こしょう、ナツメグを加えて混ぜます。肉だねが温まると脂が溶け出しやすいので、長時間こね続けないようにします。
肉だねを2等分し、厚さ約2cmの平たい小判形に整えます。焼くと中央がふくらみやすいため、真ん中を軽くへこませておくと、中心まで熱が伝わりやすくなります。
フライパンで中まで火を通す焼き方
次の焼き時間は、上の材料を2個に分け、厚さ約2cmに成形した場合の目安です。
- 中火で油を温める。フライパンにサラダ油大さじ1/2を入れ、中火で熱します。焼き始める前に弱めの中火に調整します。
- 片面を2~3分焼く。中央をへこませた面を上にして肉だねを並べ、弱めの中火で2~3分ほど焼きます。焼き色がつくまでは、むやみに動かしたり押しつけたりしません。
- 裏返して、ふたをする。幅の広いフライ返しでそっと裏返します。火を弱火にし、フライパンにふたをします。
- 弱火で7~8分ほど蒸し焼きにする。ふたをしたままゆっくり加熱し、表面が焦げすぎないようにします。キユーピーの基本レシピでは、この焼き方で中まで火を通します。
- 中心まで火が通ったか確認する。最も厚い部分の中心温度を食品用温度計で測り、75℃以上で1分間以上の加熱ができていることを確かめます。足りなければ、ふたをして弱火で追加加熱します。
肉だねの厚さや大きさ、フライパンの材質、コンロの火力によって焼き時間は変わります。2~3分と7~8分を守っただけで安全に焼けたとは限りません。時間を目安にしつつ、中心の加熱状態で仕上がりを判断してください。
ふたを使うと、なぜふっくら仕上がる?
ふたをするとフライパンの中に熱や蒸気がこもり、下側だけでなく上や横からも肉を温めやすくなります。キユーピーは、ふたをした蒸し焼きによって加熱のむらを抑え、ふわっとした食感に仕上げられると説明しています。
先に表面に焼き色をつけ、その後に火を弱めて中心まで熱を通すと、外側を焦がしすぎずに加熱できます。逆に強火のまま長く焼くと、中心に火が届く前に外側が硬くなりやすいので、ふたをする前後の火加減が大切です。
また、牛乳に浸したパン粉は、焼くときに出る水分や肉汁を受け止める役割があります。材料の配合と焼き方の両方を合わせることで、ふっくらした仕上がりを目指せます。
焼き上がりは中心温度で確かめる
ハンバーグはひき肉料理なので、表面に付いていた食中毒菌が肉だねの内部に入っている可能性があります。農林水産省は、中心温度75℃以上で1分間以上の加熱を食中毒予防の目安として示しています。
食品用温度計は、ハンバーグの最も厚い部分の中心に先端が届くように差します。中心が75℃に達しただけで火を止めず、その温度以上の状態で1分間以上加熱できたことを確認しましょう。
温度計がない場合は、中心の赤みが残っていないか、竹串を刺したときに透明な肉汁が出るかも確認材料になります。ただし、焼き色や肉汁の見た目だけでは正確な温度を測れません。中心温度を測れる温度計があれば、より確かです。
生の肉だねに触れた手や調理器具はよく洗い、焼き上がったハンバーグを取り分ける道具と分けてください。
焦げそうなのに中が焼けていないときは?
表面だけが先に濃い茶色になり、中心まで火が通っていないときは、強火で焼き色を足すのではなく、弱火にしてふたをしたまま追加加熱します。外側の焼き色は、中心まで加熱できた証拠にはなりません。
次に作るときは、成形する段階で厚さを約2cmにそろえましょう。厚さが3~4cmある大きなハンバーグは、外側を焼きすぎずに中心まで火を通すのが難しくなります。農林水産省も、家庭では厚さ約2cmの平たい楕円形に整える方法を勧めています。
加熱しすぎて硬くなった場合の見直し方
中心まで火が通ったあとも長く焼き続けると、肉の水分が抜けて硬くなりがちです。焼き色をつける段階は弱めの中火、中心まで火を通す段階は弱火という切り替えを意識しましょう。
肉だねの分量と厚さをそろえ、食品用温度計で十分な加熱が確認できたら焼くのを終えます。ふっくら感を残すために加熱を早く止めるのではなく、必要な火入れができるよう大きさと火力を整えることがポイントです。