食パンを長持ちさせるには?冷蔵より冷凍が向いている理由
食パンを長持ちさせたいなら、冷蔵ではなく冷凍が向いています。すぐに食べ切れない分は、消費期限内のできるだけ早いうちに1枚ずつ包み、冷凍用保存袋へ入れて冷凍しましょう。
冷蔵庫は食品を長持ちさせるイメージがありますが、食パンでは逆に食感が落ちやすい温度帯です。冷蔵するとパンのでんぷんの老化が進み、硬くパサつきやすくなります。
食パンは冷蔵より冷凍が向いている
山崎製パンは、冷蔵室の0~10℃ほどの温度帯ではパンに含まれるでんぷんの老化が進みやすいと説明しています。別の同社FAQでも、特に0~4℃ではでんぷんが固くなり、食感のパサつきや味の低下が早く進むとしています。
フジパンも、冷蔵庫で保存するとパンが硬くなり、品質の劣化が早く進むため、長く保存したい場合は冷凍をすすめています。
つまり、食パンは「冷蔵庫に入れれば常温よりおいしさが長持ちする」とは限りません。消費期限内に食べ切れそうなら表示どおりに常温保存し、余りそうなら早めに冷凍へ切り替えるのが基本です。
冷凍するときは1枚ずつ包む
冷凍する食パンは、1枚ずつ食品用ラップでぴったり包みます。そのうえで数枚まとめて冷凍用保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて口を閉じます。
山崎製パンは、1枚ずつラップで包み、まとめて袋へ入れて密封する方法を紹介しています。フジパンも、袋ごとそのまま冷凍するより、1枚ずつ分けて冷凍したほうが速く凍り、鮮度を保ちやすいとしています。
最初から1枚ずつ包んでおけば、食べたい枚数だけ取り出せるので、解凍と再冷凍を繰り返さずに済みます。
食べ切れないと分かったら早めに冷凍する
冷凍は、食パンが硬くなってから元に戻す方法ではありません。おいしい状態をできるだけ保つための保存方法です。
Pascoは、食パンなどの食事パンを消費期限内に食べ切れない場合は、期限内に冷凍するよう案内しています。山崎製パンも、余ったパンはなるべく早めに冷凍室へ入れるようすすめています。
数日後に食べる予定でも、消費期限内に食べ切れないと分かった時点で冷凍しておくほうが、常温でぎりぎりまで置いてから冷凍するより食感を保ちやすくなります。
冷凍保存の目安はメーカーによって異なる
家庭の冷凍庫での保存目安は、メーカーによって少し違います。山崎製パンは冷凍後1週間~10日程度、フジパンとPascoは2週間以内を目安としています。
家庭用冷凍庫は開け閉めで温度が変わりやすく、長く置くほど乾燥やにおい移りなどで品質が落ちやすくなります。冷凍したから何カ月も同じおいしさを保てるわけではないので、1~2週間をひとつの目安に早めに食べましょう。
商品に保存方法の表示がある場合は、その表示を優先します。
凍ったままトーストできる
トーストして食べる食パンなら、基本的に解凍してから焼く必要はありません。山崎製パンとフジパンはいずれも、冷凍した食パンを凍ったままトースターで焼く方法を案内しています。
ラップを外し、あらかじめ温めたトースターへ入れます。冷凍していない食パンより少し長めに焼き、表面の焼き色を見ながら調整します。
トーストせずそのまま食べたい場合は、ラップで包んだ状態のまま常温で自然解凍できます。包んだままにしておくと、解凍中の乾燥を抑えやすくなります。
一度解凍した食パンは再冷凍しない
フジパンは、一度解凍したパンを再冷凍すると品質が低下するため避けるよう案内しています。
必要な分だけ取り出せるよう、冷凍前に1枚ずつ包んでおくのが大切です。食べる枚数だけ取り出し、残りは冷凍庫へ戻します。
高温多湿の場所には置かない
冷凍しない食パンは、パッケージに書かれた保存方法に従います。山崎製パンは、直射日光が当たる場所、車内のように著しく高温になる場所、高温多湿の場所での保存を避けるよう案内しています。
特に暑い季節に消費期限内で食べ切れるか心配なときは、冷蔵庫へ移すのではなく、早めに冷凍する方法が向いています。
食パンを冷凍する手順
- 食べ切れないと分かったら、消費期限内の早いうちに冷凍します。
- 食パンを1枚ずつ食品用ラップでぴったり包みます。
- 冷凍用保存袋へまとめて入れ、できるだけ空気を抜いて閉じます。
- 冷凍庫へ入れ、1~2週間を目安に食べます。
- トーストするときはラップを外し、凍ったまま予熱したトースターで焼きます。
食パンは冷蔵すると、でんぷんの老化によって硬くパサつきやすくなります。長持ちさせたいときは、冷蔵庫ではなく冷凍庫へ。1枚ずつ包んで早めに冷凍することが、おいしさを保ついちばん分かりやすい方法です。