柔軟剤を入れすぎるとどうなる?正しい使い方

洗濯・衣類
admin

柔軟剤は、多く入れれば入れるほど衣類がやわらかくなるわけではありません。入れすぎを続けると、柔軟成分が衣類にたまり、タオルや下着の吸水性が落ちたり、風合いが変わったり、香りが強くなりすぎたりすることがあります。

正しく使うコツは、洗濯物の量や水量に合った「使用量の目安」を守り、全自動洗濯機では柔軟剤専用の投入口へ入れることです。香りややわらかさが物足りないからといって、規定量以上へ増やすのは避けましょう。

柔軟剤を入れすぎると吸水性が落ちることがある

花王は、柔軟仕上げ剤を適量以上に使い続けると、次の洗濯で落ち切らなかった柔軟成分の上へさらに成分が付着し、衣類に蓄積することがあると説明しています。

柔軟剤の成分が過剰に付くと、水になじみにくくなり、タオルや下着が水や汗を吸いにくくなることがあります。

Panasonicも、柔軟剤を入れすぎると繊維に成分が過剰に吸着し、衣類の吸水性が低下する可能性があると案内しています。

風合いが変わったり、べたついたりすることもある

柔軟剤は、繊維同士のすべりをよくして、衣類をふんわりとなめらかに仕上げるためのものです。

しかし、花王は使いすぎによって衣類の風合いや手ざわりが変わることがあると説明しています。Panasonicも、過剰に使うと衣類がべたつく場合があるとしています。

「もっとふわふわにしたい」と量を増やしても、期待どおりの仕上がりになるとは限りません。

香りを強くしたいからといって増量しない

ライオンは、柔軟剤を入れすぎると香りが強くなりすぎる可能性があるため、商品パッケージの「使用量の目安」に従うよう案内しています。

同じ香りを使い続けていると、自分では香りに慣れて感じにくくなることもあります。その場合も、使用量を増やしすぎないことが大切です。

香りの感じ方には個人差があるため、周囲への配慮という点でも規定量を守りましょう。

入れすぎると汚れ落ちに影響することがある

Panasonicは、柔軟剤の成分が衣類へ過剰に残ると、汚れを引き寄せて汚れ落ちが悪くなったり、黒ずみにつながったりする場合があると案内しています。

柔軟剤は洗剤の代わりではなく、洗濯の仕上げに使うものです。汚れが気になるときに柔軟剤を増やしても、洗浄力が高まるわけではありません。

柔軟剤の適量はパッケージで確認する

柔軟剤の適量は、商品によって異なります。毎回同じキャップ量を目分量で入れるのではなく、使っている製品の裏面にある「使用量の目安」を確認します。

Panasonicは、縦型洗濯機や二槽式洗濯機、手洗いでは主に水量を基準にし、ドラム式では衣類の重量を基準に計量する方法を紹介しています。

自動投入機能を使う場合は、洗濯機の取扱説明書に従って、使用中の柔軟剤の基準量を設定してください。

全自動洗濯機では柔軟剤専用の投入口へ入れる

柔軟剤は、洗剤と同じタイミングで使うものではありません。

ライオンは、洗剤と柔軟剤が混ざるとお互いの効果を打ち消し合うため、柔軟剤は最後のすすぎの段階で使うよう案内しています。

縦型・ドラム式の全自動洗濯機では、洗濯を始める前に柔軟剤専用の投入口や投入ケースへ入れておけば、最後のすすぎの際に自動で投入されます。

柔軟剤の原液を衣類へ直接かけるのは避け、製品と洗濯機の表示に従って使いましょう。

二槽式や手洗いでは最後のすすぎで使う

二槽式洗濯機や手洗いでは、すすぎが終わる段階で柔軟剤を使います。

ライオンは、二槽式洗濯機ではすすぎの水がきれいになってから柔軟剤を入れ、手洗いではすすぎ後の新しい水へ適量を溶かして衣類を浸す方法を案内しています。

使用量や浸す時間は製品によって異なるため、商品表示を優先してください。

吸水性が落ちたと感じたら、いったん柔軟剤を休む

タオルや下着が以前より水や汗を吸いにくくなったと感じた場合、花王は、しばらく柔軟剤を使わずに洗濯する方法を案内しています。

余分に付着した柔軟成分は洗剤で落とすことができます。吸水性や風合いが回復したら、その後は洗濯物の量に合った適量へ戻します。

正しい使い方のポイント

  • 商品パッケージの「使用量の目安」を守る
  • 香りややわらかさを強くしたい理由で増量しない
  • 全自動洗濯機では柔軟剤専用の投入口へ入れる
  • 洗剤と同時に直接混ぜない
  • 原液を衣類へ直接かけない
  • 二槽式や手洗いでは最後のすすぎで使う
  • タオルなどの吸水性が落ちたら、いったん使用をやめて洗濯する

まとめ

柔軟剤を入れすぎると、吸水性の低下、風合いの変化、べたつき、香りが強くなりすぎるなどの問題が起こることがあります。量を増やしても、柔軟効果がその分だけ高まるわけではありません。

柔軟剤は、商品表示にある適量を計り、全自動洗濯機では専用投入口から最後のすすぎで使うのが基本です。吸水性が落ちたときは、しばらく柔軟剤を使わずに洗い、回復後は適量で使いましょう。

参考資料