カシミヤのセーターは家で洗える?お手入れ方法と注意点

洗濯・衣類
admin

カシミヤのセーターは、洗濯表示で家庭洗濯が認められているものなら自宅で洗えます。ただし、カシミヤだから一律に手洗いできるわけではありません。同じカシミヤ製品でも、水洗いできるものと家庭洗濯できないものがあります。

家で洗える場合は、30℃以下の水と毛・カシミヤに使えるおしゃれ着用中性洗剤を使い、こすらずやさしく洗います。洗ったあとは短時間で脱水し、形を整えて日陰で平干しします。普段は、洗濯だけでなく着用後にブラッシングして休ませることも大切です。

カシミヤでも家で洗えるかは洗濯表示で決まる

最初に、セーターの洗濯おけの記号を確認します。

  • 洗濯おけに数字がある:表示された温度・強さで家庭洗濯できる
  • 洗濯おけに手がある:表示された温度以下で手洗いできる
  • 洗濯おけに×がある:家庭では洗濯できない

素材が「カシミヤ100%」でも、製品ごとに加工や編み方が違うため、洗えるかどうかは異なります。ライオンも、同じ素材でも衣類によって洗えないことがあるため、洗濯表示を確認するよう案内しています。

素材名だけで判断せず、必ずその衣類に付いている洗濯表示を優先してください。

家で洗えるカシミヤは30℃以下でやさしく洗う

花王は、ウールやカシミヤのセーターについて、洗濯からすすぎまで30℃以下の水でやさしく洗うよう案内しています。

洗剤は、毛・カシミヤに使えるおしゃれ着用の中性洗剤を選びます。高い温度や強い摩擦は、縮みや型崩れにつながるため避けます。

色落ちが心配な濃色のセーターは、洗剤の表示に色落ち確認の方法があれば、目立たない部分で先に確認しておくと安心です。

手洗いは、たたんだ状態で押し洗いする

手洗い表示のカシミヤは、汚れやすい襟や袖口が表側になるようにたたみます。

  1. 洗面器などに30℃以下の水をため、適量のおしゃれ着用中性洗剤を溶かす
  2. たたんだセーターを静かに沈める
  3. 両手で上からやさしく押し、力を抜いて浮かせる動作を繰り返す
  4. こすったり、もんだり、ねじったりしない
  5. 30℃以下のきれいな水ですすぐ

カシミヤは水に濡れると形が崩れやすいため、洗っている途中で広げたり振り回したりせず、できるだけたたんだ形を保ちます。

洗濯機を使うときは表示と機種の両方を確認する

洗濯機による家庭洗濯ができる表示のカシミヤなら、洗濯ネットに入れ、衣類と洗濯機の取扱説明書に合う弱いコースで洗える場合があります。

花王は、家庭洗濯できるウールやカシミヤを洗濯機で洗う場合、「おしゃれ着」「ドライ」「手洗い」「おうちクリーニング」などの弱水流コースを例として挙げています。

ただし、手洗い表示しかない衣類を自己判断で標準コースに入れません。洗濯機側が手洗い表示の衣類に対応しているか分からない場合は、表示どおり手洗いします。

脱水は短くし、日陰で平干しする

すすぎ終わったカシミヤを手で強く絞ると、型崩れの原因になります。

花王は、手洗い後に洗濯機で軽く脱水する場合、1分以内を目安にしています。脱水後は、たたんだセーターを両手ではさむように軽くたたき、袖口や裾、身頃を元の形へ整えます。

乾かすときは、黄ばみや色あせ、伸びを防ぐため日陰で平干しします。濡れたままハンガーへ掛けると、重みで肩や身丈が伸びやすいため避けましょう。

カシミヤは洗濯だけでなく、着用後の手入れも大切

カシミヤは毛羽立ちや毛玉が起こりやすいため、着用後の日常的なお手入れが役立ちます。

ユニクロは、着用後に柔らかな衣類用ブラシで毛並みを整えることをすすめています。毛羽が付いたときも、衣類用ブラシなどでやさしく取り除きます。

また、1日着用したら2〜3日休ませることも案内しています。連日着用せず、摩擦や湿気が続かないようにすることで、風合いを保ちやすくなります。

毛玉は引っ張ってむしり取らない

毛玉ができた場合は、指で強く引っ張ってむしり取らないようにします。周囲の繊維まで引き出してしまい、新しい毛羽立ちにつながることがあります。

毛玉取り器や小さなハサミなど、衣類に合った方法で表面を傷めないように少しずつ取り除きます。

カシミヤは特に摩擦の影響を受けやすいため、バッグの肩ひもや上着とのこすれにも気をつけると毛羽立ちを抑えやすくなります。

長期保管は汚れと湿気を残さない

シーズン終わりに収納するときは、汚れを残したまま長期間しまわないことが大切です。家庭洗濯できるものは表示どおりに洗い、家庭洗濯できないものはクリーニングを利用します。

十分に乾かしてから、日光や蛍光灯が直接当たり続けない場所に収納します。カシミヤは虫害やカビの影響を受けやすいため、湿気を避け、防虫剤を使う場合は製品表示に従います。

ハンガーに長期間掛けると肩や身頃が伸びることがあるため、形を整えてたたんで保管する方法が向いています。

家で洗わないほうがよい場合

  • 洗濯おけに×があり、家庭洗濯禁止になっている
  • 装飾や特殊な加工があり、衣類の注意書きで水洗いを避けるよう示されている
  • 色落ちや型崩れの心配が大きい
  • 洗濯表示が読めず、適切な洗い方を判断できない

高価なカシミヤや、失敗したくない衣類は、家庭洗濯可能な表示があっても無理をせず、クリーニング店へ相談する方法もあります。

まとめ

カシミヤのセーターは、洗濯表示で家庭洗濯が認められていれば家で洗えます。30℃以下の水と毛・カシミヤに使える中性洗剤を使い、こすらず、短時間脱水して日陰で平干しするのが基本です。

普段は柔らかなブラシで毛並みを整え、連日の着用を避け、長期保管では汚れと湿気を残さないようにすると、風合いを保ちやすくなります。

参考資料