洗濯ネットは何のために使う?入れたほうがいい衣類とは

洗濯・衣類
admin

洗濯ネットは、衣類をただまとめるための袋ではありません。洗濯中の摩擦やからまりを減らし、シワ・傷み・型崩れ・毛羽立ち・糸くずの付着などを防ぐために使います。

特に、洗濯表示に「洗濯ネット使用」とある衣類、装飾やホックが付いた服、ストッキングや下着、ニットなどのデリケートな衣類は、ネットに入れて洗うのが向いています。ただし、何でもネットに入れればよいわけではなく、衣類に合った大きさを選び、入れすぎないことが大切です。

洗濯ネットを使う主な目的

ライオンは、洗濯ネットを使う目的として、主に次の3つを挙げています。

  • 洗濯による衣類のダメージを抑える
  • ほかの衣類とのからまりや、洗濯による型崩れを防ぐ
  • 毛羽や糸くずの付着、衣類の毛羽立ちを抑える

花王も、洗濯ネットはシワや傷み、からまり、型崩れ、糸くずの付着、毛羽立ちを防ぐために使えると案内しています。

洗濯ネットに入れたほうがよい衣類

洗濯表示に「洗濯ネット使用」とある衣類

衣類のタグに「洗濯ネット使用」と書かれている場合は、その指示に従います。

消費者庁の洗濯表示では、記号だけでは表せない取扱い方法を付記用語として表示でき、その例に「洗濯ネット使用」があります。

装飾やホックが付いた衣類

スパンコール、ラインストーン、ビジュー、刺しゅうなどの装飾がある衣類や、ブラジャーなどホックが付いた衣類は、ほかの衣類へ引っかかったり、装飾部分がこすれて傷んだりするのを防ぐため、ネットに入れるのが向いています。

装飾が表側にある場合は、摩擦を減らすため裏返してからネットへ入れる方法もあります。

ストッキングや下着など、からまりやすいもの

ストッキングやタイツは、ほかの衣類へからまりやすく、生地も傷みやすいため洗濯ネットを使います。

ブラジャーはワイヤーやカップの変形を防ぐため、専用の立体型ネットを使う方法があります。

ニットやおしゃれ着など、型崩れを防ぎたい衣類

ニット、カーディガン、ブラウスなど、伸び・ヨレ・型崩れを防ぎたい衣類にも洗濯ネットが役立ちます。

ライオンは、おしゃれ着を洗濯機で洗う場合、ネットの大きさに合わせて衣類をたたみ、ネット1枚につき1アイテムずつ入れる方法を案内しています。

濃い色や、糸くずが目立ちやすい衣類

黒や濃紺などの衣類は、タオルなどから出た毛羽や糸くずが付くと目立ちます。

ライオンは、毛羽や糸くずの付着が気になる濃色衣類には、目の細かいネットを使う方法を紹介しています。

目の粗いネットと細かいネットは使い分ける

花王は、洗濯ネットを網目の大きさによって使い分ける方法を紹介しています。

  • 目の粗いネット:ワイシャツ、ブラウス、ニット、パンツ類など。からまり、シワ、型崩れを防ぎたいときに使う
  • 目の細かいネット:装飾のある衣類、ホック付きの衣類、下着、ストッキング、フリースや起毛素材など。糸くずの付着や毛羽立ちも防ぎたいときに使う

ブラジャー用や毛布用など、形や大きさに合わせた専用ネットもあります。

ネットは大きすぎても小さすぎてもよくない

洗濯ネットは、衣類をたたんだ大きさに合うものを選びます。

花王は、ネットが大きすぎると中で衣類が動いて、かえってシワの原因になることがあり、小さすぎると汚れが落ちにくくなると説明しています。

ライオンの検証でも、ワイシャツに対して大きすぎるネットを使うと、洗濯中に衣類がネットの中で丸まり、重なりが増えて汚れ落ちが悪くなったとされています。

1枚のネットに衣類を詰め込まない

基本は、洗濯ネット1枚につき衣類1着です。

1枚のネットへ何着も入れると、衣類同士の重なりが増えて汚れが落ちにくくなり、ネットの中でこすれて傷むこともあります。

靴下やストッキングなど小さなものは、入れすぎない範囲で複数まとめられる場合もありますが、ネットがいっぱいになるほど詰め込まないようにします。

汚れた部分を外側にしてたたむ

ネットに入れる衣類は、ただ小さく丸めるのではなく、ネットの大きさに合わせてたたみます。

襟、袖口、裾など汚れが気になる部分がある場合は、その部分が外側になるようにたたむと洗剤液が届きやすくなります。

一方、装飾を守ることを優先する衣類では、装飾面を内側へ入れるなど、衣類の特徴に合わせてたたみ方を変えます。

洗濯ネットに入れても、洗濯表示は守る

洗濯ネットは衣類へのダメージを減らす道具ですが、ネットへ入れればどんな衣類でも洗濯機で洗えるわけではありません。

家庭洗濯ができない表示の衣類は、ネットに入れても家庭では洗えません。手洗い指定や弱い洗濯処理が必要な衣類は、表示に従って洗剤や洗濯機のコースを選びます。

まとめ

洗濯ネットは、摩擦・からまり・型崩れ・毛羽立ち・糸くずの付着などから衣類を守るために使います。装飾やホック付きの服、ストッキングや下着、ニットやおしゃれ着、濃色衣類などに向いています。

大切なのは、衣類の大きさに合ったネットを選び、基本は1ネット1着で、たたんで入れることです。ネットを詰め込みすぎたり、大きすぎるネットを使ったりすると汚れ落ちが悪くなることがあるため、衣類を守ることときちんと洗うことの両方を意識しましょう。

参考資料