加湿器の水垢を落とすには?タンクとトレーの掃除方法
加湿器のタンクやトレーに付く白い水垢は、水道水に含まれるミネラル分が残って固まったものです。普段のお手入れは、タンクの水を毎日入れ替えて振り洗いし、トレーは取扱説明書の頻度に合わせて水洗いするのが基本です。水洗いで落ちない水垢は、メーカーが使用を認めている機種に限り、クエン酸など指定された方法で落とします。機種によって使える洗浄方法が異なるため、一律にクエン酸を使わないことが大切です。
掃除の前に電源プラグを抜き、取扱説明書を確認する
加湿器をお手入れするときは、運転を停止して電源プラグを抜きます。ダイニチでは、お手入れ時に電源プラグを抜くよう案内しています。ハイブリッド式などは運転停止直後に熱い部分がある機種もあるため、必要に応じて冷めてから作業します。
タンク、トレー、加湿フィルターなどは、機種によって取り外し方や使える洗浄剤が異なります。最初に取扱説明書を確認し、外してよい部品と洗い方を確かめます。
タンクは水を毎日入れ替えて振り洗いする
タンクは、給水のたびに残った水を捨て、新しい水道水へ入れ替えます。パナソニックでは、毎日の水交換と、少量の水を入れてタンクを振り洗いする方法を案内しています。ダイニチも、使用期間中は給水のたびにタンクへ水を入れて内部を振り洗いするよう案内しています。
- 残っている水を捨てる
- 少量の水道水をタンクに入れる
- キャップを確実に閉めて振り洗いする
- 水を捨てる
- 使用するときは新しい水道水を入れる
タンク内部の汚れが気になる場合は、その機種で使用できることを確認したうえで、やわらかいスポンジなどを使います。
トレーは水を捨てて、やわらかいスポンジで水洗いする
トレーには水垢や汚れがたまりやすいため、定期的に水を捨てて洗います。パナソニックでは、トレーを約1か月に1回水洗いする例を案内しています。ダイニチでは、使用期間中は2週間に1回、トレイの水を捨ててやわらかいスポンジで水洗いする方法を案内しています。
お手入れ頻度は機種で異なるため、取扱説明書を優先します。細かな部分は、使用可能と案内されている場合に、やわらかいスポンジや歯ブラシ、綿棒などでやさしく汚れを落とします。
トレー内のフロートなど、外してはいけない部品がある機種もあります。取扱説明書で取り外し可能と確認できない部品は、無理に外さないようにします。
しつこい水垢は「クエン酸を使える機種だけ」で洗う
水洗いだけで落ちない白い水垢には、クエン酸を使える加湿器があります。パナソニック製加湿機の例では、水または40℃以下のぬるま湯3Lにクエン酸20gを溶かし、タンクやトレー、フィルター枠を洗う方法が案内されています。
ただし、この分量や方法をすべての加湿器へ使えるわけではありません。ダイニチでは、タンクは振り洗い、トレイはやわらかいスポンジで水洗いする一方、気化フィルターの水垢には指定量のクエン酸を使ったつけ置き洗いを案内しています。
つまり、クエン酸は「加湿器ならどこにでも使える洗浄剤」ではありません。タンクやトレーに使用できると取扱説明書やメーカーが明記している場合だけ、その指定濃度・温度・時間を守って使います。
クエン酸と塩素系漂白剤・洗浄剤は混ぜない
クエン酸を使う場合は、塩素系漂白剤や塩素系洗浄剤と絶対に混ぜないでください。花王では、塩素系の漂白剤・洗浄剤と酸性タイプの洗剤や洗浄剤が混ざると、危険な塩素ガスが発生すると案内しています。
「水垢にはクエン酸」「ぬめりには塩素系」と別々の情報を見ても、同時に使ったり自己流で混ぜたりしないことが大切です。加湿器のお手入れには、その機種の取扱説明書で指定されたものだけを使います。
洗浄後はよくすすぎ、水分を残さない
クエン酸やメーカー指定の洗浄剤を使った場合は、取扱説明書どおりに十分すすぎます。洗浄成分が残ったまま使用しないようにします。
シーズンオフに片付けるときは、洗える部品をきれいにし、十分に乾かしてから収納します。ダイニチでも、洗った部品は日の当たらない風通しのよい場所で十分に乾燥させてから組み立てるよう案内しています。
水垢をためにくくするには、毎日の水交換と定期掃除を続ける
水垢は、水道水のミネラル分が残ることで少しずつたまります。パナソニックでは、タンクの水を毎日交換し、加湿フィルターやトレーなどを定期的に手入れすることで、水垢の蓄積を減らせると案内しています。
水垢が厚く固まってから一度に落とそうとするより、タンクは給水時の振り洗い、トレーは取扱説明書どおりの定期洗浄を続けるほうがお手入れしやすくなります。
まとめ
加湿器のタンクは毎日水を交換して振り洗いし、トレーは取扱説明書の頻度に合わせて水洗いします。水洗いで落ちない水垢は、メーカーがタンクやトレーへの使用を認めている場合だけ、指定されたクエン酸洗浄などを行います。クエン酸と塩素系漂白剤・洗浄剤は絶対に混ぜず、機種ごとのお手入れ方法を守りましょう。