ラグの汚れを自宅で落とすには?洗えない場合の掃除方法

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ラグの汚れは、丸洗いできない製品でも、掃除機でホコリを取り、固く絞った布で表面だけを部分的に拭くことで落とせる場合があります。大切なのは、最初に洗濯表示や取扱説明書を確認し、ラグの裏までびしょ濡れにしないことです。水拭きできる素材なら薄めた中性洗剤を少量使い、最後に洗剤分と水分を残さず、十分に乾かします。

最初に洗濯表示と素材を確認する

ラグを掃除する前に、裏側のラベルや商品説明で「家庭で洗えるか」「水拭きできるか」を確認します。消費者庁の洗濯表示では、洗濯おけの記号に×印が付いた表示は「洗濯処理はできない」という意味です。この表示があるものは、洗濯機や浴槽で丸洗いせず、製品に合った日常のお手入れや部分掃除を行います。

ただし、「丸洗いできないラグなら、どれでも水拭きしてよい」という意味ではありません。素材や裏材によって手入れ方法は違います。たとえば、い草製品では水拭きによって色むらや変色が起こることがあるため、メーカーは乾拭きや織り目に沿った掃除機がけを案内しています。ラベルやメーカーの説明がある場合は、その方法を優先してください。

普段の汚れはまず掃除機で取る

表面のホコリ、砂、食べかすなどは、濡らす前に掃除機で取り除きます。日本カーペット工業組合では、同じ場所を2往復しながら、1㎡あたり20~30秒を目安にゆっくり掃除機をかける方法を案内しています。縦方向と横方向にかけ、毛足を起こすようにすると、繊維の間のゴミを取りやすくなります。

先に乾いたゴミを取っておけば、拭き掃除をしたときにホコリが泥のように広がるのを防げます。毛足が長いラグや特殊な素材は、回転ブラシが使えない場合もあるため、掃除機の取扱説明書も確認します。

洗えないラグの部分汚れは表面だけを拭く

水拭き可能なラグで、掃除機だけでは取れない汚れがある場合は、薄めた中性洗剤を使って部分的に掃除します。スミノエでは、洗えないカーペットに中性洗剤やカーペット用クリーナーを使う場合、表面のパイル部分だけに使い、内部の基布まで浸さないよう案内しています。

  1. 掃除機で表面のホコリやゴミを取る
  2. 目立たない場所で、水や薄めた中性洗剤による色落ちがないか試す
  3. 薄めた中性洗剤を布に含ませ、固く絞る
  4. 汚れの周囲から中心へ向かって、こすらずたたくように拭く
  5. ぬるま湯や水で濡らして固く絞った別の布で、洗剤分を拭き取る
  6. 乾いたタオルで水分を吸い取り、毛並みを整えて十分に乾かす

洗剤をラグへ直接かけると、必要以上に内部まで濡れたり、洗剤が残ったりしやすくなります。布に少量つけて使うほうが調整しやすくなります。

広い範囲のくすみは固く絞った布で拭く

水拭きが可能な製品で、全体のくすみや足裏の汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を含ませて固く絞った布で表面を拭く方法があります。サンゲツでは、カーペットのお手入れとして、薄めた中性洗剤を使い、雑巾を固く絞って毛並みと反対向きに拭き、最後に洗剤が残らないよう拭き取って十分に乾燥させる方法を案内しています。

ラグは床に置いたまま濡らしすぎると、裏側や床に水分が残ることがあります。拭き終わったら風通しをよくし、可能なら端を持ち上げるなどして裏側にも湿気を残さないようにします。完全に乾くまでは家具を戻したり、その上で長時間過ごしたりしないほうが安心です。

飲み物をこぼしたらこすらず吸い取る

飲み物などをこぼしたときは、広がる前に乾いたタオルやティッシュを押し当て、水分を吸い取ります。強くこすると、汚れが毛足の奥へ入り込んだり、周囲へ広がったりすることがあります。

水拭きできるラグなら、その後に薄めた中性洗剤を布へ少量つけ、周囲から中心へたたくように処理します。最後は固く絞った布で洗剤を取り、乾いたタオルで水分を吸い取って十分に乾かします。汚れの種類ごとに強い薬品を自己判断で使うより、製品の取扱説明書にある方法を優先します。

洗えないラグで避けたい掃除方法

丸洗いできないラグは、浴槽につけ置きしたり、洗濯機へ入れたりしないようにします。また、落ちないからと水や洗剤を大量に使うと、裏材まで濡れて変形、色落ち、カビ、裏材のはがれなどにつながる場合があります。

ブラシで強くこする方法も、毛羽立ちや風合いの変化を招くことがあります。酸性・アルカリ性の強い洗剤や塩素系洗剤も、製品によっては変色の原因になるため、メーカーが使用できると案内していないものは避けます。

自宅で無理に落とさないほうがよい場合

汚れが広範囲に広がっている、古い汚れが何度拭いても取れない、素材や洗濯表示が分からない、高価なラグで色落ちが心配といった場合は、家庭で何度も濡らすより、ラグやカーペットを扱うクリーニング店へ相談するほうが安全です。

特に、部分掃除を試したときに布へ色が移る、毛並みが変わる、裏側まで水分がしみる場合は、その方法を続けないようにします。

まとめ

洗えないラグは、まず掃除機で乾いたゴミを取り、水拭きできる製品なら薄めた中性洗剤を含ませた布で表面だけを掃除します。洗剤を残さず拭き取り、裏まで濡らさず十分に乾かすことが大切です。い草など水拭きが向かない素材もあるため、最初に洗濯表示とメーカーのお手入れ方法を確認してから掃除しましょう。

参考資料