フローリングの黒ずみを落とすには?汚れの原因と掃除方法
フローリングの黒ずみは、まず乾いたホコリを取り、床材の材質と表面仕上げを確認します。水拭きや中性洗剤は、その床材で使用できることを取扱説明書などで確認できた場合に限って行います。黒ずみの多くは皮脂などの付着汚れですが、水分を長く放置したことでシミやカビ、変色が起きている場合もあります。強い洗剤でこする前に、表面の汚れなのか床材そのものの変色なのかを見分けることが大切です。
フローリングが黒ずむ主な原因
DAIKENでは、フローリングの黒ずみの原因として、こびりついた皮脂汚れ、アルカリ性洗剤の染み込み、ペットの排泄物の跡などを挙げています。人がよく歩く場所や、素足で過ごす場所がうっすら黒くなる場合は、皮脂や細かな汚れが重なっていることがあります。
一方、水や飲み物、洗剤などをこぼしたままにすると、表面のシミやカビによる黒ずみ、腐り、膨れなどにつながることがあります。LIXILも、フローリングは水気や湿気を嫌うため、濡れた場合はすみやかに拭き取るよう案内しています。
フローリングの黒ずみを落とす基本の手順
1. ホコリや砂を先に取る
まずドライタイプのフローリングワイパーや掃除機で、髪の毛、ホコリ、砂などを取り除きます。固いゴミが残ったまま拭くと、床表面を傷つけることがあります。
2. 水拭きできる床材だけ、固くしぼった布で拭く
取扱説明書などで水拭きできることを確認した床材は、黒ずんだ部分を水でぬらして固くしぼったやわらかい布で拭きます。布から水が垂れない程度までしぼるのが目安です。
木質フローリングは水分を嫌います。DAIKENでは、特にオイル塗装が施された無垢フローリングは、水拭きで表面がザラついたり変色したりするおそれがあるため、水拭きをなるべく避けるよう案内しています。材質や仕上げが分からない場合は水拭きへ進まず、メーカーや施工時の資料で確認してください。
3. 中性洗剤を使える床材だけ、薄めて使う
水拭きでき、かつ中性洗剤を使用できると確認した床材で、水拭きだけでは皮脂汚れが落ちない場合は、住居用または台所用の中性洗剤を水で薄め、布に含ませて固くしぼってから拭きます。Panasonicでも、対象の木質床材について、から拭きや水拭きで落ちない汚れには水に少量の中性洗剤を入れて拭く方法を案内しています。
洗剤は床へ直接かけず、必ず布に含ませて使います。目地へ水分や洗剤が入り込まないよう、少量ずつ掃除してください。
4. 使用できる床材では、水拭きと乾拭きで洗剤を残さない
中性洗剤を使用できる床材で洗剤を使ったあとは、きれいな水でぬらして固くしぼった別の布で拭き、洗剤成分を取り除きます。最後に乾いた布でから拭きします。洗剤が残ると、変色やひび割れなどの原因になる場合があります。
中性洗剤でも落ちない黒ずみはどうする?
こびりついた表面汚れは、中性洗剤だけでは落ちないことがあります。DAIKENでは、床用クリーナーを使う方法を案内しています。ただし、床材によって使えるクリーナーが違い、シミや変色が起こることもあります。
床用クリーナーを使う場合は、まず自宅の床材の取扱説明書で使用できることを確認し、目立たない場所で試します。目地へ入り込ませず、使用後は成分が残らないよう拭き取り、乾拭きで仕上げます。
黒ずみが「汚れ」ではなく変色している場合もある
水漏れ、結露、鉢植えからの水、ペットの排泄物などが長時間触れていた場所では、表面を拭いても黒い色が残ることがあります。この場合、表面の汚れではなく、床材のシミ、カビ、変色、傷みが起きている可能性があります。
黒ずみ部分が膨れている、表面がはがれている、やわらかくなっている、目地から広がっている場合は、強くこすったり洗剤を追加したりせず、床材メーカーや施工業者へ相談してください。表面の掃除だけでは元に戻らないことがあります。
使わないほうがよい掃除方法
フローリングは製品ごとに表面仕上げが違います。特に次の方法は、床材を傷めることがあるため注意が必要です。
- 強い酸性・アルカリ性洗剤を使う
- 材質・表面仕上げを確認せず、水拭きや中性洗剤を使う
- 水や洗剤を床へ直接まく・スプレーする
- ぬれたモップやスチームモップで長時間水分を与える
- 硬いブラシや研磨剤で強くこする
- 床材を確認せずワックス剥離剤を使う
Panasonicでは、ウェットタイプのモップやスチームモップ、水分の多い水拭きで、変色、ひび割れ、反り、膨れなどが起こる場合があると案内しています。ワックス不要の床材もあるため、ワックスや剥離剤も自己判断で使わないようにします。
黒ずみをためにくくするには
日常の掃除は、乾いたモップや布でホコリを取る方法を基本にします。皮脂が付きやすい場所は、水拭きできる床材であれば、黒ずみが目立つ前に固くしぼった布で拭きます。
水や飲み物をこぼしたときは、すぐに乾いた布で拭き取ります。観葉植物の鉢やペットの水飲み場など、床が長く濡れやすい場所には受け皿やマットを使い、床へ水分が残らないようにします。
まとめ
フローリングの黒ずみは、まずホコリを取り、床材の材質と表面仕上げを確認します。水拭きや中性洗剤は、その床材で使用できる場合だけ行い、オイル塗装の無垢フローリングなど水拭きに向かない床では取扱説明書に従います。さらに頑固な汚れも、その床材で使用できる床用クリーナーを選びましょう。