セスキ炭酸ソーダはどこに使う?油汚れや皮脂汚れの掃除方法
セスキ炭酸ソーダは、キッチンの油汚れや、ドアノブ・スイッチまわりの手あかなど、油分や皮脂を含む汚れに向く掃除材料です。水に溶けやすいため、セスキ水にして拭き掃除に使うと便利です。ただし、アルミや銅、毛・絹・革などには使えません。フローリングもワックスを傷めることがあるため、素材を確認してから使います。
セスキ炭酸ソーダは油汚れや皮脂汚れが得意
セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性です。第一石鹸は、食べこぼしや油汚れ、皮脂汚れなどに使えると案内しています。レックも、油汚れや皮脂汚れに向くアルカリ性の掃除材料として紹介しています。
そのため、ベタつく油や手あかを拭き取る掃除には向いています。一方、水アカのようなアルカリ性の汚れには適していません。第一石鹸も、皮脂汚れにはセスキ、水アカにはクエン酸が適していると案内しています。
セスキ炭酸ソーダを使いやすい場所
コンロやレンジまわりの軽い油汚れ
調理後のコンロまわりやキッチンの壁などに付いた軽い油汚れには、セスキ水を使えます。布にセスキ水を含ませて汚れを拭き取り、そのあと水拭きします。
ただし、古く固まった油汚れやこびりついた汚れは、セスキだけでは落ちないことがあります。レックも、頑固な油汚れや古い汚れ、こびりついた汚れなどは落ちない場合があるとしています。無理にこすらず、設備の取扱説明書に合う洗剤へ切り替えます。
換気扇の油汚れ
換気扇の取り外せる部品がセスキを使用できる素材なら、つけ置きにも使えます。第一石鹸では、シロッコファンを40℃程度のぬるま湯にセスキ炭酸ソーダを溶かし、15〜30分ほどつけ置きする方法を案内しています。
換気扇にはアルミ、塗装部品、電気部品などが使われる製品もあります。素材や構造によっては変色や腐食の原因になるため、取り外す前に取扱説明書を確認し、モーターや配線部分には液をかけません。
ドアノブやスイッチまわりの手あか
手でよく触れるドアノブやスイッチまわりには、皮脂を含む手あかが付きます。第一石鹸は、セスキ液を布に含ませて手あかを拭き取り、仕上げに水拭きする方法を紹介しています。
スイッチなど電気に関わる部分には、セスキ水を直接スプレーしません。布に少量含ませ、液がすき間へ入らないように拭きます。
冷蔵庫の外側などのベタつき
冷蔵庫の扉や取っ手などに付く手あかや軽い油汚れにも、素材が対応していればセスキ水を使えます。第一石鹸では、セスキ液を含ませた布で冷蔵庫の汚れを拭く方法を紹介しています。
冷蔵庫は表面の塗装やコーティングが製品によって異なります。メーカーが中性洗剤など別のお手入れ方法を指定している場合は、そちらを優先します。
基本のセスキ水は水500mLに小さじ1杯程度
第一石鹸では、セスキスプレーの一例として、水500mLにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜる方法を紹介しています。粉が溶けるまでよく混ぜ、布に含ませて拭き掃除に使います。
掃除後は水拭きして成分を残さないようにします。手荒れしやすい人や長時間使う場合は、炊事用手袋を着けます。材質によってはシミや変色が起こるため、初めて使う場所では目立たない所で試してから広げます。
セスキ炭酸ソーダを使わないほうがよい場所
アルミや銅
アルミや銅には使いません。レックは、セスキ炭酸ソーダをアルミや銅に使うと黒ずむと注意しています。第一石鹸も、アルミ製品には使用しないよう案内しています。
換気扇、鍋、サッシなどにはアルミが使われていることがあるため、見た目だけで判断せず材質を確認します。
毛・絹・革製品
毛、絹、革などにもセスキ炭酸ソーダは使いません。レックは、これらのタンパク質を含む素材を傷めるため使用できないと案内しています。
水拭きできない物や素材
第一石鹸は、水洗いや水拭きができない物にはセスキ炭酸ソーダを使わないよう案内しています。無垢材や特殊な塗装面、家具などは、まずメーカーの手入れ方法を確認します。
ワックスをかけたフローリング
床の拭き掃除に使える場合もありますが、第一石鹸は、フローリングではワックスが剥がれる可能性があるとして、目立たない場所で試すよう案内しています。ワックスや床材の種類が分からない場合は、床メーカーが指定する中性洗剤などを使うほうが安心です。
水アカや鏡の白い汚れには向かない
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、同じくアルカリ性の水アカには向きません。第一石鹸は、鏡やガラスに使用すること自体はできても白い跡が残る場合があり、鏡の水アカにはクエン酸をすすめています。
汚れを落とせないからと濃度を上げるのではなく、油・皮脂にはセスキ、水アカには素材に使える酸性洗剤というように、汚れの性質に合わせて使い分けます。
セスキ炭酸ソーダを使うときの注意点
- 掃除する場所の素材と取扱説明書を確認する
- アルミや銅、毛・絹・革には使わない
- 水拭きできない物には使わない
- ワックス床は目立たない場所で試す
- 電気部品には直接スプレーしない
- 使用後は必要に応じて水拭きし、成分を残さない
- 手荒れしやすい場合や長時間の作業では手袋を使う
セスキ炭酸ソーダは、油や皮脂のベタつきを落としたいときに使いやすい一方、素材を選びます。「油・皮脂には向く」「アルミや銅、毛・絹・革には使わない」という基本を押さえ、製品ごとのお手入れ方法を優先して使いましょう。