押し入れにすのこは必要?湿気対策になる置き方
押し入れの湿気対策に、すのこは必須ではありません。ただし、布団や収納ケースを床に直接置かず、下に空気が通る隙間をつくりやすくなるため、湿気対策の補助として役立ちます。大切なのは、すのこだけに頼らず、押し入れの換気や除湿、収納物を乾かしてからしまうことと組み合わせることです。
すのこは「あると役立つ」湿気対策
Panasonicは、押し入れやクローゼットなどは湿気がたまりやすい場所として、定期的な換気に加え、すのこを敷くことも湿気対策のひとつとして紹介しています。西川も、押し入れにすのこを敷くと湿気を抑えやすくなると案内しています。
一方で、湿気対策の基本は換気と通気です。すのこを置いただけで押し入れの中の水分が外へ出ていくわけではありません。そのため「すのこがないとだめ」というより、床との密着を避けるための補助道具として使うのが実用的です。
置くなら押し入れの床に平らに敷く
布団や収納ケースの湿気対策に使うなら、すのこは押し入れの床に平らに敷き、その上に収納物を置きます。こうすると、収納物を床へ直接密着させずに済み、すのこの隙間を通して空気が動きやすい状態をつくれます。
特に布団は、寝ている間に体から出た汗や湿気を含みます。収納前によく乾かし、すのこの上へ置くとよいでしょう。西川も、寝具の湿気対策として押し入れにすのこを敷く方法を紹介しています。
すのこの上も詰め込みすぎない
せっかくすのこを敷いても、布団や収納ケースを隙間なく詰め込むと、押し入れの中の空気は動きにくくなります。すのこの上に置く物の量にも余裕を持たせ、扉を開けたときに奥まで空気が通りやすい状態にしておきましょう。
押し入れの湿気対策では、床だけでなく空間全体の通気が大切です。Panasonicは、押し入れやクローゼットを閉めっぱなしにせず、扉を開けたり風を当てたりして湿気がこもらないようにする方法をすすめています。
すのこを敷いても換気は必要
すのこは、押し入れの湿気そのものを取り除く道具ではありません。Panasonicは、サーキュレーターで空気を動かすことは湿気だまりの予防に役立つ一方、室内から湿気を取り除くにはエアコンの除湿機能などが必要と説明しています。
晴れて外の空気が乾いている日は、押し入れの扉を開けて中まで風を通します。風が届きにくければ、扇風機やサーキュレーターで空気を送るのも方法のひとつです。外の湿気が高い日は、窓を開けるだけでは湿気が入りやすいため、エアコンの除湿機能や除湿機を使いながら押し入れの扉を開けるとよいでしょう。
布団は乾かしてから収納する
湿った布団をそのまま押し入れに入れると、すのこを敷いていても収納内部の湿気は増えます。布団は取扱表示に合った方法で干すなどして、十分に乾かしてからしまいましょう。
長期間しまう布団も、収納前に湿気を抜いておくことが大切です。西川では、羽毛布団を長期保管する際は、しっかり乾燥させてから湿気の少ない場所に収納するよう案内しています。
湿気が多い押し入れは除湿剤も組み合わせる
北側の部屋や水回りに近い場所など、湿気がたまりやすい押し入れでは、すのこだけでは十分でないことがあります。その場合は、換気に加えて押し入れ用の除湿剤を使う方法もあります。
除湿剤は商品ごとに使える広さや交換時期、置き方が異なるため、表示に従って使ってください。すのこ、換気、除湿剤はそれぞれ役割が違うため、押し入れの湿りやすさに合わせて組み合わせます。
押し入れですのこを使うときのポイント
- すのこは必須ではなく、湿気対策の補助として使う
- 床に平らに敷き、その上に布団や収納ケースを置く
- 物を詰め込みすぎず、押し入れ全体に空気が通る余裕を残す
- 布団は十分に乾かしてから収納する
- 定期的に扉を開けて換気する
- 湿気が多い日は除湿機やエアコンの除湿、除湿剤も組み合わせる
まとめ
押し入れのすのこは、絶対に必要なものではありませんが、収納物を床に直接置かず、通気しやすい状態をつくる補助として役立ちます。床に敷いて使い、換気・除湿・収納前の乾燥も一緒に行うことが、押し入れの湿気やカビを防ぐポイントです。